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194.キーホルダー ページ14

『今度の日曜日、一回部屋に帰って掃除とかしたいんだけど、いい?』

「うん、いいよ。」



___ということで、久しぶりに我が家に帰ってきました。
もちろん、無一郎も一緒に。



『うわ…ポストやばいことになってる…。』



1週間帰らなかっただけで、ポストはパンパンだ。
DMやチラシなどが飛び出てて、私のところだけカラフルになっている。



「必要なものと、そうじゃないもの分けよっか。」



無一郎がガコンと音を立ててポストを開けてくれた。
DMやチラシしかないと思っていたのに、とあるものを見て背筋が凍った。



「このクマのキーホルダー、なぁに?」



無一郎は人差し指にチェーンをかけて、私に見せてきた。
淡いブラウンで、赤いマフラーを巻いている、手のひらサイズのクマのキーホルダー。
それが何でここに…。



「どうしたの?」



青ざめている私の顔を、無一郎が不安にそうに覗き込んだ。



『ううん、何もないよ。
郵便物多くて引いただけ。
…そのキーホルダーは友達とおそろいのもので、無くしたと思ってた…。
よかった。』



ニコッと作り笑いを浮かべ、そのキーホルダーを取った。
友達とおそろいなんて嘘で、海斗と付き合っている時にあげたものだ。
つまり、彼は私の部屋を特定している。
怖い。
もうこれは普通じゃない。



「ふーん…。
そう?」



無一郎は私を疑いの目で見ていたが、それに気付かないフリをした。

195.むにむに→←193.結婚する? 〜無一郎side〜



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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , ふろふき大根   
作品ジャンル:恋愛
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ひろか - あーー!もーー!興奮が収まりません!ちょくちょく出てくる原作の台詞とかもう最高でした!刀鍛冶編の「おい、いい加減しろよ、クソ野郎が。」の台詞には赤面でした!刀鍛冶編で、私の中で、top3には入る台詞だったのでもーあーあーって語彙力がなくなりました。 (3月9日 0時) (レス) @page47 id: 57ea2d5713 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 海斗から助けた所がものすごくかっこよくてもっと無一郎の事好きになりました♥️ (2023年5月8日 11時) (レス) @page44 id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 完結おめでとうございます!!(終わってほしくないよぉぉぉぉ)とっっっっっっってもオモシロかったです!! (2021年6月8日 14時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
むむいむい君 - 完結おめでとうございます。いやもうマジで無一郎最高すぎる終わらないでーー (2020年12月12日 2時) (レス) id: fa7814fbb8 (このIDを非表示/違反報告)
無一郎 - 完結おめでとうございます!あの...また新しく無一郎くんの小説書いてもらえますか? (2020年11月21日 3時) (レス) id: 16e352d00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年8月9日 19時

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