第四十八話 ページ47
「おい……このメスブタとブスマッチョ……俺の友達にそんな事言っておいて生きて帰れると思ってんのか?」
「はぁ!?あんた呪いが友達なの!?とんだぶっ飛んだジョークね!」
「おい。待てA。あれは挑発だ。乗ることは無い。」
「お前のその真希さんの残りカスから生まれたみたいな顔よりマシだよ……」
「こんのクソガキ……言わしておけば……」
「まぁ、待て。俺はただ、お前らが乙骨の代わり足りうるのかそれが知りたい。伏黒と……一条とかいったか。
どんな女がタイプだ?」
……こいつ、ドヤ顔で何言ってんだ?
「返答次第では今ここで半殺しにして乙骨……最低でも三年は交流会に引っ張り出す。
ちなみに俺は身長と尻がデカい女がタイプです。」
「なんで初対面のアンタと女の趣味話さないといけないんですか。それと一条。お前は落ち着け。」
「そうよ。ムッツリ二人にはハードル高いわよ。それと一条。落ち着きなさいよ。挑発されたぐらいでキレてんじゃないわよ。」
「なんで二人とも俺がキレてるってわかんだよ!キレてねーよ!」
「一人称変わってるからだよ/からよ。」
「……確かにキレてたけど……この意味わかんない質問で頭冷えた。」
「京都三年東堂葵。自己紹介終わり。
これで友達だな。早く答えろ。男でもいいぞ。
性癖にはそいつの全てが反映される。
女の趣味がつまらんやつはそいつ自身もつまらん。
俺はつまらん男が大嫌いだ。」
この人……それっぽいこと言ってるけどバカっぽいよな……
「答えろ。伏黒、一条。どんな女がタイプだ。」
「……僕は身長のデカいスラッとした人がタイプです……」
「あんた何真面目に答えてんのよ……」
「だってなんかあんな顔で問われたらなんか適当に言えないじゃんか!」
「一条よ……お前は半殺しにはせん……お前は俺の友だ……」
「……いや、元からされる気ないけど……ありがとうございます?」
てかなんでちょっと泣いてんの?めちゃくちゃ怖いんだけど……
「次はお前だ伏黒。答えろ。」
「……別に好みとかありませんよ。その人に揺るがない人間性があれば、それ以上は何も求めません。」
「悪くない答えね。どこかの誰かさんとは大違いだわ」
「……すみませんでした……」
「やっぱりだ。退屈だよ。伏黒」
なんだ!?急に東堂さんから殺気が!
「伏黒君!気をつけて!」
その瞬間伏黒君は東堂さんのラリアットで外に吹っ飛んだ。
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作者名:ハクスイ | 作成日時:2019年7月2日 5時