第二十九話 ページ30
今は五条先生と虎杖悠仁といった彼は二人で話をしている最中だ。
今は伏黒君と二人でホテルで休んでいる。
結局、あんな元気よく任せなさいと言っていたけど……上の命令はどうなったのか分からない……
「伏黒君……傷はどうだい?」
「あぁ。昨日の一条の応急処置で昨日よりもマシだ。」
「僕の呪力で治すことも出来るけど、やっぱり専門の人の方が治りは早いかなと思って……」
「いや、そこまでして貰わなくていい……それよりお前……なんか変わったか?」
伏黒君が不思議そうな目で僕をジロジロと見てくる。
「え?そ、そうかな?まぁ、やっぱり!?あれだけみんなに鍛えられたらそりゃ僕も逞しくなるって言うか!?……」
「いや……そんなんじゃないけど……まぁ、いい。それより……虎杖の件……どうなると思う?」
「……恐らく……死刑には変わらないと思うよ……高専上層部は僕や乙骨さん、それに彼のような存在に恐怖を覚えている。どうなるかは五条先生の力量次第……て所かな。」
長い沈黙が部屋に流れる……こういう時に友達がいっぱい居る人はどうするんだろうか……馬鹿正直に答えずに明るい感じで返せばよかったかな?
「で、でも!それは僕の凝り固まった頭から出た意見であって!必ずしもそういう事とは……」
「いや、一条の言う通りだ……俺も死刑じゃなくなるとはあまり思ってない。」
「そっか……」
どうしよう……和ませようとしたのに逆に余計重くなっちゃったよ!?
するとおもむろに伏黒君が立ち上がった。
「……?どこか行くの?」
「ちょっと……近くの病院……痛み止め貰おうと思って。」
「え!?どこか痛いの?遠慮しないでいいよ!どこが痛いの?治すから……」
「大丈夫……そんな大した事じゃない。」
「そっか……分かった…行ってらっしゃい!」
伏黒君が部屋から出ていき、一人で部屋に残される。
完璧にこれ避けられてない?え?僕なにかした?
もしかして、昨日伏黒君が大変な時に土産買ってたから怒ってる?怒ってるよね…僕だったらガチギレしてるもん…
父さん…母さん…僕はちゃんとした友達付き合いからしっかりしていこうと思います。
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今は駅に着いて三人の到着を待ってます。ちなみに集合時間は八時で今は八時半です。
皆さんどこいったんでしょうか。
伏黒君は朝から居なかったし!五条先生も先にチェックアウト済ませてたし!
すると見慣れた二人と一昨日の彼が駅にやってきた。
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作者名:ハクスイ | 作成日時:2019年7月2日 5時