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47話 ページ49

「夜兎族……というやつか。」
「はい。以前にもお話しましたよね。」
「あぁ。ジンが随分と執着していた。」

あの銀髪長身男か。
もう目付き悪いところがドイツ人っぽい(偏見です)←

「ストーキングは禁止ですよって伝えておいて下さい。」
「接触できたらな。」

厳しいなぁ。そんなこと言ったら一生追いかけられそう。

「だが、そろそろ動きがあってもおかしくないと思う。」
「“組織が”ですか?」
「あぁ。最近ジンの機嫌が良いそうなんだ。きっと手に入れる術を手に入れたみたいだ。」

不味いな。もし太陽が当たっている時に戦闘が始まるのであれば、いくらなんでも辛い。ヒリヒリしてしまう。

だが、彼らは黒ずくめの組織。夜行性だろ。
昼間に顔を出すとは考えにくい……。

「1つお聞きしたいんですが、組織は昼間に行動はしますか?」
「しないと言ったら嘘になる。だが、それは取引などの目立ちたくない時にしないだけで、それ以外は別に昼間でも行動はするぞ。」
「なるほど。」

もし昼間に遊びを仕掛けてくるのなら目立っても良いという証拠。夜間だったら……それなりの準備が出来ていて、夜兎と戦って勝つという自信があるということ。

どちらにせよ、少々考えることが必要だ。

「A。」
「はい?」
「こう呼んでもいいか?」

え?

「あ、はい。どうぞお好きに。」
「ありがとう。」

さっきまで少し硬かった表情が柔らかくなった気がした。
不思議とこっちまで頬が緩んでしまう。

「変な顔。」

クスッと綺麗に笑った降谷さん。
ちなみに私はと言うと……

「変な……顔???どこが?私のどこかぁ!?」

1人で怒ってました。
自分は夜兎族だから結構なお顔の持ち主だと思っていたのに。褐色系金髪ゴリラ(イケメン)に笑われた。
私、可愛いのに(((

私が本当に意味がわからなそうな顔をすると降谷さんはさらに笑った。そんなに笑う要素は無い。断言出来る程度には無い。

「もういいですよ。」

私が頬を膨らませながらそっぽを向くと、

「ごめんごめんw」

笑いながら謝られた。
横目でチラッと表情を見ると、降谷さんは本当に綺麗に笑っていた。私なんかと違くて。私根に持つタイプなんで(怒)
まぁでも、

「しょーがないですね。」

許してしまうのは私の甘さ故なんだろうか。

私が仕方なくそう言うと、降谷さんは1度目を見開いた後また目を細めた。

「あぁ。ありがとう。」


今度は私達が向き合って笑った。









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(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2020年1月19日 22時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 18ページ再開じゃなくて再会です (2020年1月19日 20時) (レス) id: d640b39bc8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!さん» ご報告ありがとうございます!全然気付きませんでした……( ̄▽ ̄;)以後気をつけます! (2019年5月19日 10時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!(プロフ) - 38ページ文字化けしてますよ! (2019年5月19日 9時) (レス) id: 05c8fb5aea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます!これからもキャラはどんどん出していきたいなって思っているので少々お待ち下さい! (2019年4月24日 21時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月2日 20時

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