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18話 ページ20

※流血注意





私達は今の腐った政治を立て直すために多くのものを犠牲にしながら戦っていた。

「まだまだだヨ!!」

ザシュッ

私は陽の光に照らされながらも戦った。
夜兎の中でもそこまで陽の光に弱い訳じゃあなかった。でも、やっぱり限界というものはあるらしく

「グフッ……」

意識が朦朧とする中戦えば集中力も無くなり、敵に的にされていた。最終的には相手に身体を刀で貫通させられた。異変に気付いた周囲の仲間たちは私のまわりにいる敵を怒りに身を任せるようにきっていった。

私が血を流して倒れているときにその男はやってきた。

「ごめん…………。」

私はそいつの顔を見れなかった。

「何……やってんだよ。起きろよ…………。」

そいつの顔は何故だか水で濡れていた。
血とは別の何かで。

「それは無理なお願いだナー…ゲホッ」

また血が出てきてしまった。

「A……………………………………好きだ。」

こいつ、この期に及んで冗談か?
私が死ぬことを分かって最期くらい笑わせようとしてるのか?馬鹿なの?

「昔から今も、これからだって。俺の目にはてめえしか映んねぇ。」

「ありがとう………………………………晋助。」

「だから、お願いだ…まだ逝かないでくれ……。」

この時の晋助の顔は最期まで私の脳裏に焼き付いて離れなかった。


なんともアンバランスな場所での告白だった。多くの人や天人を殺した私にとって此処は潔く死ぬべき所である。だから私は

「ごめんネ……。」

そう答えた。









「なーんてことがあったね!ww」
「うるせぇ、調子のんな。」
「結局あの時は私生きてたけど〜!」

とどいた食べ物を食べながら私達は昔話をしていた。
調子に乗った私を晋助はデコピンをしてきた。

「いっったぁー…。」
「フッまあでもあれだ。変わってないな。」
「んん?それはいい意味なの?」
「…………さぁな。」

するとまた晋助は鼻で笑った。
なんだよそれー。と私も続けて笑った。

こんな日々が続けばいいのに……。






だが、それはそう長く続かない。
歴史は繰り返す。という言葉は本当なんだ。

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(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2020年1月19日 22時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 18ページ再開じゃなくて再会です (2020年1月19日 20時) (レス) id: d640b39bc8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!さん» ご報告ありがとうございます!全然気付きませんでした……( ̄▽ ̄;)以後気をつけます! (2019年5月19日 10時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!(プロフ) - 38ページ文字化けしてますよ! (2019年5月19日 9時) (レス) id: 05c8fb5aea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます!これからもキャラはどんどん出していきたいなって思っているので少々お待ち下さい! (2019年4月24日 21時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月2日 20時

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