すのおやこ5 (ページ34)

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保育園の先生が何も無かったかのように話しかけてきたから、もうこの保育園は通わせないと言って外に出てきた

『ほーくえん、おしまい？』

｢あんな大人に教わることなんかなにもねぇよ。もっといいとこ行きゃいい。｣

たしか、会社の中の託児所は小学校入るまで見てくれたはず

そこなら信頼してる友人もいるし大丈夫だろ
後で連絡してみよう

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『ぱぱぁ…』

｢なに？｣

『ごめんなさい…』

｢え？なにが？｣

『すぐに、ごめんなさいしなかったから…』

家に着いて片付けをしてると突然蓮が謝ってきた

｢…蓮おいで。｣

ソファに座って蓮を膝の上に乗せる
久しぶりに感じた重みに少しだけ感動した

｢どんなに嫌なことがあっても、手を出すのはよくない。それは蓮が悪かったな。｣

『うん…』

｢でも酷いこと言われたら悲しい思いをするのは当然だから。納得できないなら謝らなくていい。｣

｢ごめんな、パパのせいでつらい思いばっかりだよな。｣

そっと抱き寄せて頭を撫でるとしくしくと泣き出した

『れんね、ままいないの、さみしいけど、ぱぱだいすきだから、だからね、』

｢うん｣

『ぱぱなんもできないって、ちがうっておもって、どんって…』

｢ふはっ、パパのこと守んなくてもいいのに。ありがとな。｣

蓮が俺の事を大切に思ってくれてるってことが痛いほど伝わって
俺ももっともっと大切にしないとな、と思った

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｢もしもし、息子託児所に預けたいんだけどさ｣

｢あ、まじ？明日から行ける？ありがてぇわ。｣

｢うんうん、おっけー、用意しとく。｣

｢俺の息子泣かせんなよ？佐久間｣

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リクエストありがとうございました！
前回と今回で翔太パパが少しずつ変わってきているのを感じていただけたら嬉しいです(＞＜)