すのおやこ5 (ページ30)

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kj｢蓮、大丈夫やで〜、怖くないよ？｣

れんくん、というらしいその子はこうじさんに抱きついて顔を埋めたままぐずっている

iw｢すいません…人見知りの子ですか？｣

kj｢あー…人見知りというか…んー…｣

言葉に詰まってるパパさん

もしかして

fk｢ごめんなさい、失礼ですが…。養子とかですか？｣

kj｢えっ？そうです、なんで…｣

ふっかも思ってたことは同じみたいで、気になることを聞いてくれた

iw｢うちの子もなんです。僕ら子供産めないから。｣

kj｢ああ、なるほど…｣

俺らが話を進めているとラウがれんくんの手を握って様子を伺っている

そんなラウに気を許したのか少しずつ顔を上げて

mm『おすな…』

kj｢お、おすなやる？やっといで？｣

こうじさんの膝から降りるとそのまま2人で砂遊びをし始めた

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fk｢康二も辛い経験したなあ〜｣

kj｢ふっかさん達やって、大変やろ？｣

iw｢まあなかなか認めてもらえないからね｣

お互いの過去を話し合ったら意気投合して仲良くなれた

目の前ではラウとれんくんが手を繋いで走っている

そんな姿を見た康二の目から涙がこぼれた

kj｢蓮が、俺以外と楽しそうにしてるの、初めて見た…｣

fk｢泣くなよ〜笑｣

康二が泣いてることに気づいたれんくんがこっちに走ってきて

mm『こじ？たい？こじ、だいじょぶ？』

心配そうに何度も声をかける

その姿に俺らまで感動しちゃった

kj｢大丈夫やで、嬉しくて泣いちゃったの｣

ラウも甘えたくなったのか俺らにくっついてうとうとしてきて

今日は解散しようか、とそのまま家に帰った

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俺らもラウも新しくお友達ができて
お互いに相談し合える関係になれてよかったな

またみんなであそべますように

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