すのおやこ5 (ページ27)

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次の日、父ちゃんはもう仕事に行っていて

机の上に置き手紙とお弁当が置いてあった

"行けそうなら行ってこい！昼飯はちゃんと食うこと。"

休んだら行けなくなるぞ、なんて厳しく言ったくせに結局優しいんだもんな。

お弁当をカバンに入れて家を出ると

sk『あ！翔太おはよー！』

『え、なんで…』

最近はいつもバラバラに行っていた皆が家の前に集まっていた

kj『しょったこのくらいの時間よな〜と思って待ってたんよ！』

dt『おはよう翔太。行こうか。』

きっと康二が2人になんか言ってくれたんだろうな

言葉にはしないけどそんな優しさを感じて少しだけ頑張る気になれた

sk『話してみない？翔太』

kj『昨日何があったん。トイレで1人で…』

登校中、そんな優しいふたりの声につい甘えたくなって

裏垢で書かれてたこと、怖くなって康二を突き放したこと、全部話した

kj『俺は全然気にしてないで！辛い時に話しかけちゃってごめんな？』

『いや…どうせ2人に声かけてくれたの康二でしょ、ありがと』

素直に言えないけどお礼を伝えると、なんもしてないで！と恥ずかしそうに笑った

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『はぁ…』

sk『ほら翔太、お昼また来るから。なんなら休み時間来れそうならずっと…』

『そんなのいいよ笑昼だけでもありがたい。ありがとな。』

お昼は3人が来てくれることになったけど教室に入る勇気が出ない

気が重くてその場に立ちすくんでしまう

すると突然涼太が俺の手を引いて俺のクラスに入った

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