世界で一番難しい恋【QuizKnock】 (ページ9)

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？｢問題｣

男の先輩のさっきとは違うトーンで、

空気が張り詰める。

？『46センチ砲を9門積み、世界最大…』
『ﾋﾟﾝﾎﾟﾝ!!!』

私の向かいの人のランプが光る。

｢えーと、やまと！｣

？｢正解！
46センチ砲9門を積み、世界最大の戦艦として君臨したものの、1945年4月7日に米軍機の攻撃により沈没した日本海軍の戦艦は？
大和｣

先輩が早口で全文を読み、

答えを再度確認する。

それはあまりに淡々としていて、

凄いと感心していられる間もなく、

ただただ呆気にとられた。

『問題』

あの冊子を読みこんだ時間を無駄にすまいと、

次こそ押してやると、

意気込んだ。

＿＿＿＿＿＿＿

あ｢あぁあぁ～だめだぁ～｣

皆が押すタイミングでは1度も押せず、

完敗。

横に座ってた先輩が、

｢最初はそんなもんだよ笑｣と、

慰めてくれる。

本当はもっと練習してたいけど、

あと数10分後には、授業。

悔しい想いが残ってて、後味が悪いけど、

退室しないと…。

あ｢あの、そろそろ時間なので抜けますね。

体験出来て、すごい楽しかったです！

ありがとうございました！｣

色々と説明してくれて、

問題を読み上げてた代表？の先輩に

一言礼をした。

？｢楽しんでくれたなら良かった！

あ、良かったらLINE交換しない？｣

覗き込むように私の目を見て問いかけてくる。

爽やかと可愛いが相まって控えめに言って尊い()

あ｢交換しましょ！！

じゃあ、ふるふるでお願いします｣

携帯を軽く揺さぶると、

しばらく読み込んでから

先輩の自撮り？のアイコンに、

『山本』の文字が。

山｢あ、それ僕！｣

あ｢追加しますね！｣

その後、声掛けてもらった先輩数人とも交換し、

部屋をあとにした。