世界で一番難しい恋【QuizKnock】 (ページ22)

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(山本さんside)

山｢こんにちは～｣

オフィスにいたのは伊沢さんのみだった。

伊｢お、山本久しぶりだね～｣

山｢クイズ頑張ってました笑｣

荷物を置いて上着を脱いだ。

伊｢この前の女の子さ｣

伊沢さんが話を切り出す。

山｢あぁ、Aさんですね｣

伊｢そうそう。

もうさ、QK入れていいと思うんだ。｣

山｢んん、いきなりぃ笑｣

笑ってリアクションしたけど、実際いきなりすぎて理解が追いついてない。

そもそも今まで｢QKに入りたい！｣って人は多くいたけど、入るのにも一定の条件があるし、入って何をしたいかが明確じゃなかったりして、お断りする人が多かった。

それに今のメンバーで十分仕事が回ってるように思える。

伊｢まぁ、なんでかって言うとさ、
QuizKnockを拡大するにあたって、最近色々やってるじゃん。

視聴者さんの地域行く企画だとか、サイトのリニューアルもそうだし、あとＧＷ企画とかね。

そんなこんなで今まで撮影にあててた時間になかなかメンバー揃わなかったり、イベントあったりして深夜に撮影とか、撮り溜めしてたのを少しずつ公開したりだとか、単純に、忙しいんだよね。

いつかは新しい人材も必要になってくると思ってたけど、それが今かなぁって。｣

パソコンに向けていた目をしっかりこっちに向けて話してくれた伊沢さん。

確かに動画とか記事はしっかり出せてるにせよ、イベントとかの関係で撮影が不定期になったり、今までほど十分な時間は取れてなかったかもしれない。

だからって、

山｢Aさんだけで、補えますか…？

あと、本人にもちゃんと聞かないと…｣

僕達の都合で決めれることじゃないし、入ってくれたとしても大きな負担をかけたくない。

伊｢あ、大丈夫

TQCの人とか、あとはメンバー伝って声掛けてもらってる人もいるよ

本人には一応連絡だけして、興味ありそうだったら今度しっかり話そうと思ってる｣

あ。よかった。

伊｢ってか、単純にクイズ強いんだよなぁ…笑｣

今までの真面目な表情を崩して伊沢さんが言った。

山｢対戦したんですか？｣

伊沢さんとAさんがクイズで関わったことは多分無い？はず…。

伊｢この前の大会でねー

俺33位で失格だったんだけどさ、その後も見てたら、女性のプレーヤー居て、おっ珍しいって思ってたら、まさかの…っていうね笑

その後確か5位？とか取ってたよ｣

そんなことあったの…笑