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『あ、この前の、』
「…どーも、」
『この前は本当にすみませんでした、
それと、資料拾うの手伝ってくれてありがとうございました』
「あ、いや、俺も悪かったし」
突然の再開にあたふたする私と
冷静を保ったままの彼。
手元を見れば私と同じ暖かいココアを持っていた。
『あ、そのココア、、同じですね』
「ほんとだ、なんか気合うね、俺たち笑」
そういってふわっと笑った。
その瞬間、私の心である音が微かに響いた。
『あの、名前とかって、、』
少しだけ控えめにさりげなく聞いてみる。
「あ、俺は、佐野玲於。第1事業部で働いてる」
すらすらと自分のことを話す彼。
ますます彼のことを知りたいと思った、
『佐野、玲於、さん。』
「うん、君は?」
『へ?』
まさか聞かれるとは思ってなくて間抜けな声が出た。
そんな私のことをハハッと笑った。
『私は、冨永Aです、えっと、第3事業部で働いて、ます』
「へぇー、Aっていうんだ」
『はい、』
「じゃあさ、Aって呼んでもい?」
突然の事で驚いた。
『え、あ、、はい!』
「俺のことは玲於でいいよ」
と軽い口調で言う。
そんな彼にどんどん興味を持ち始めた。
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クララ - 面白かった!更新頑張ってください! (2017年2月11日 15時) (レス) id: 5073b0f41b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆづか | 作成日時:2017年1月1日 3時