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『それはなにわ男子に選ばれなかったから?』
「それが大きな原因ではあるけどもう私の最大の力は出したなって。」
ここまで頑張ってきたけど選ばれないのはしょうがない。
これが自分の限界なんではないかなって。
中学三年生で高校生から普通の女の子に戻るって良いタイミングだと思うし。
1人の女の私を大切に育ててくれたジャニーさんには直接言いたくて、態々東京まで来た。
「って言うのをジャニーさんに伝えてきました」
『…Youさ、HiHi Jets入らない?』
「はぁ?」
何を言うのかと思ったら意味わからないことを言い出すジャニーさん。
辞めるって言った人に加入の話普通する?
何なら東京やんなんて思ってたらジャニーさんは真剣な顔していて。
若しかして巫山戯とかじゃなくてガチのヤツ…?
何回かYouの性格はHiHi Jetsだよって意味の分からないことを言われたけどまさか本気なのかもしれない。
「いや…、あの」
『どう?良いんじゃない?』
「HiHi Jetsは5人で出来上がってると思うので…。勿論遠慮します」
『んー、You入んなよ』
「てかHiHi Jetsのみんなの許可もとならいでそんなこと言っちゃダメでしょ」
『えー、』
作間くんが加入して勢いの増したHiHi Jetsの中に私なんか入れるわけが無いなんて思って断ったのにそれでも何処か納得のいってないジャニーさん。
その日は結局そのままで終わった。
梅芸も終わりクリパのリハーサルをしてる期間の時辞めると決意した私はこれが最後の松竹座かなんて思い毎日を楽しもうと思っていた。
そんな時ジャニーさんからの呼び出しがきて。
前、中途半端な感じで終わったし再度話すのだろうって思って開けた先にはジャニーさんといるはずのない5人がいた。
「…え?」
訳もわからず扉を急いで閉める。
まさかジャニーさん意味もわからず5人を連れてきて5人を困らせてる感じか…?なんて悶々と考えていたら急に開く扉。
井『なにしてんの?A早く入りなよ』
「あ、すみません…」
何年ぶりだよってくらい久しぶりに瑞稀に敬語を使って部屋の中に入る。
部屋の中には座ってるジャニーさんと立ってるHiHi Jets、そして意味も分からず混乱してる私というカオスな状況だ。
『YouはHiHi Jetsに入ってもらうから』
「だから!わたしアイドル辞めるってこの前言った!」
『でも決めたことだよ〜』
「いや私も決めたこと!」
ここは頑固な私とジャニーさんの戦いだったと思う。
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ゆゆ - 名前が変換できないです😭 (2022年9月13日 16時) (レス) @page1 id: 3b2ac66a20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:亜子 | 作成日時:2022年9月11日 19時