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かくれんぼ ページ14

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ハワイアンズさんでの水中かくれんぼ第1回戦目。


優斗が私たちよりも少し上のところでカウントをして、その後降りてきて私たちを探し回る。



何よりも私は泳げない!




「水に入ると私の場合は事故ってすぐ見つかりそうなので物陰に隠れておきます」



なんてスタッフさんに言ってひっそりと隠れておく。



物陰から周りを見ていると元々優斗がいた少し上のところにスタッフさんじゃない人影を見つける。


周りにバレないように腕だけ出してその人に合図をしていると、手招きされたので優斗がこっちにいない間にそこへ移動する。




「作ちゃん!!」

作『Aちゃん〜。ここなら優斗に見つからないと思うよ』

「作ちゃん、頭いいな〜。でも流石に二人でいたら危ないからわたし下に行くね」




またバレないように下に移動しようとしたら腕を掴まれる。


掴んだ主を見ると、勿論作ちゃんで。




作『一緒にいようよ。何ならここの陰に隠れたら大丈夫だから。ほら、Aちゃんもおいで。』

「え、ちょ!」




強引に引っ張られて周りからは見えないようなところに2人で座って身を潜める。


プールに飛び込まずに見ていた側の2人だからどっちも身体はカラカラに乾いてるけど、作ちゃんの素肌と触れたり触れなかったりするのが少し緊張してしまう。




作『この感じ、緊張するね』

「…私も同じこと思ってた」

作『えー、ほんと?恥ずかしいね』




のほほんとした空気を纏ってはいる作ちゃん。

でも、周りからは切り離された場所に2人だけでいるようで私の心臓は煩い。


勿論、見つからないようにしなくちゃって焦りからも。



下では優斗の私と作ちゃんを呼ぶ声が聞こえる。

この感じからして私たち以外の2人は見つかってしまったんやろう。




「もうみんな見つかちゃったのか〜」

作『大丈夫だよ、優斗馬鹿だからここまで来ない』

「うん、馬鹿やもんね」




いない所で弄られてる優斗も可哀想だが残り時間は僅かりなり、そこから直ぐにタイムアップの時間になった。




「見つかんなかった!」

作『だから、言ったでしょ?みんなにネタばらししに行くよ!』




作ちゃんに再度腕を引っ張られて下を見渡せる場所から2人で手を振る。


下からは色んな野次が聞こえてくるけど、そんなんこっちには聞こえてない。



結局見つからなかったから、これでいいでしょ!と思うと一緒に夏の思い出ができた気がした。

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ゆゆ - 名前が変換できないです😭 (2022年9月13日 16時) (レス) @page1 id: 3b2ac66a20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜子 | 作成日時:2022年9月11日 19時

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