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車が止まった場所は、静かな田舎だった。
マネ「ここがアリンの家だよ。帰りは近くに駅があるからバスですぐに帰って来れるよ」
『ありがとうございました』
車から降りて、ドアを閉めようとした時
マネ「君なら、変えられるかもしれない。アリンのことも、アイツらのことも」
『え?』
聞き返そうとした時には、車が走り出して行ってしまった。
変えられる?アリンさんを?アイツらって…SEVENTEENの事だよね?
アリン「あの…」
急に聞こえた声に驚き、前を見ると、アリンさんの家の庭からこちらを覗く綺麗な女の人が居た。
『あ…え、えっと…私、ソン・アリンさんに会いに来て…えっとアリンさんは…』
アリン「アリンは私です。あなたは…?」
わぁっ…この綺麗な人がアリンさん!?
肌白っ…身長は私と同じくらいで小さい方…でも顔立ちはとっても綺麗…ジアさんに劣らない。
茶髪のボブがものすごく似合ってる…
『私…新しくSEVENTEENの家政婦になった立花Aです!!えっと…』
アリン「ジアちゃんのこと…かな?…当たっちゃった?」
図星で、驚いていると、てへっとイタズラに笑うアリンさん。
か、可愛い…
アリン「とりあえず上がって?あ、私一人暮らしだから気を使わなくて大丈夫だよ」ニコッ
家にお邪魔させてもらうと、なんとも綺麗な部屋…きっとこの人のおかげで、SEVENTEENの部屋が綺麗に保たれていたんだろうな…
アリン「コーヒー飲める?紅茶?あ、日本人はお茶の方がいいのか…」
『あ、あのお構いなく…』
アリン「よし、お茶ね!」ニコッ
アリンさんがお茶を入れてくれてる間、部屋を見渡す。
シンプルな部屋だが、小物の一つ一つが女の子らしくて可愛い部屋。
『…あ』
部屋の一角、全然目立たない所に1つの写真立てがあった。
アリン「…見つかっちゃったw…私、未練タラタラなの。自分から逃げたくせに…最低よね」
悲しそうな顔でそう告げるアリンさん。
『逃げ出したって…?』
アリン「ここに来たってことは、ジアちゃんに嫌がらせを受けてるってことでいいよね?」
『はい。私は…この連鎖を自分で止めたくて、ここに来ました。』
アリン「自分で止めるって…カッコイイね」
『違います…そんならヒーローじゃないんです。ただ、社長と2年契約をしてしまって…2年間は最低でも働かないとダメだからって…要は自分のためなんです』
自分で言ってて情けない…
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しらこ(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んでしまいました!パスワードを教えていただきたいです (5月5日 23時) (レス) @page50 id: 017d61e151 (このIDを非表示/違反報告)
濵田妃奈乃(プロフ) - 初めまして!パスワード教えていただきたいです (5月3日 23時) (レス) id: 7d3d26ccae (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 初めまして!パスワードを教えて頂きたいです。 (4月13日 9時) (レス) id: 19e2b404c4 (このIDを非表示/違反報告)
くく(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです! (4月13日 1時) (レス) id: 7ba68955da (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - パスワードぜひ教えてください🙇 (4月11日 19時) (レス) @page50 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2020年1月9日 1時