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HS「だーーーめーーー!!」
『離せーーー!!!』
翌朝早朝、皆が寝静まっている時間を見計らって家を出ようとしたら、なぜかホシオッパに見つかり、玄関前で腕を引っ張られています。
私も負けじと外に出ようとするけど、所詮男女の力の差なんて越えられない。
WZ「…何してんだよ…」
『ウジオッパ起きちゃったじゃん!!離してー!』
HS「ヤダ!!絶対離さない!!」
『何で!!お願いだから行かせてよ!』
WZ「…だめ」
ウジオッパが眠そうな目で私の服の裾を掴む。
オッパのペンの子なら確実に即死だ。
『ちょっと待って、マジで何!?時間ないから私行くから!!』
ホシオッパの手が緩んだ瞬間、ダッシュで走り出す。
後ろから走って追いかけて来るけど、近くの公園の女子トイレに逃げ込む。
HS「おい!!あーー!!!ちょ、出て来い!」
『女子トイレに入ったらアウトだからね、オッパ!!』
HS「クッ…」
『絶対帰って来るから心配しないで?オッパ達今日撮影でしょ!ほら帰った帰った!』
そう言うと、泣きそうな声で
HS「…絶対、帰って来てよ…」
と言って、足跡が遠ざかっていった。
何であそこまで外出を食い止めるんだ?
って、こんな事してる場合じゃない。事務所に向かわないと…
某地図アプリを使って、なんとかプレディスに到着する。
運良く人が居た。
マネ「あの…なにかご用ですか??」
『社長さんは居ますか?私、SEVENTEENの家政婦やってる…』
マネ「君が噂のAさんか!僕はSEVENTEENのマネージャーです。社長に何か用があるのかい?」
『ちょっと…聞きたいことがあって…急ぎなんですけど…』
マネ「あれだったら僕が聞くよ?」
マネージャーさんなら知ってるかもしれない…聞いてみようか…
『ソン・アリンさんの住所を聞きたいんです。』
マネ「アリンに用があるの?」
『…はい』
マネ「…連れて行ってあげるよ」
そう言って、マネージャーさんが車の鍵を取り出す。
『え!?いいんですか!?』
マネ「うん。でも、くれぐれもアリンを傷つけないようにね」
『はい』
私は急いでマネージャーさんの車に乗り込む。
会ったら何から聞こうか。何かヒントが貰えるだろうか。あるいは彼女も傷ついて、精神がボロボロかもしれない。
どっちにしても、私が目を逸らしちゃダメな事実だ。
オッパ達に迷惑をかけずに解決するなら、やっぱりアリンさんの力が必要だ。
そんな事を考えながら、車に揺られた。
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しらこ(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んでしまいました!パスワードを教えていただきたいです (5月5日 23時) (レス) @page50 id: 017d61e151 (このIDを非表示/違反報告)
濵田妃奈乃(プロフ) - 初めまして!パスワード教えていただきたいです (5月3日 23時) (レス) id: 7d3d26ccae (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 初めまして!パスワードを教えて頂きたいです。 (4月13日 9時) (レス) id: 19e2b404c4 (このIDを非表示/違反報告)
くく(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです! (4月13日 1時) (レス) id: 7ba68955da (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - パスワードぜひ教えてください🙇 (4月11日 19時) (レス) @page50 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2020年1月9日 1時