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JH「ダメ。俺が着替えるまで外で待ってろ〜」
『何でだよ』
JH「何ででも〜」
ノールックで着替えながらそう言うユンジョンハンを、無視するのも何となく出来なくて(後から10倍にもなって天罰が降りそうで)、とりあえず脱衣場を出てスマホを見ながら待っていると奴は案外すんなりと出て来た。
JH「あー、牛乳臭かった」
『それに関しては誠に申し訳ないでござる』
私の謝罪に「武士かよ」と軽くツッコミを残して先にズンズンと歩いて行くユンジョンハン。
結局なんで私を待たせたんだろうあの人。気まぐれだな本当に。
皆が居る部屋に戻り、ウジオッパの隣に座ろうとするとまた掴まれる腕。
『ウジオッ…!?!?』
ユンジョンハンの横に無理やり座らされた私は、怖さでチビりそうだった。
どうしよう、今からハチャメチャな罰ゲームとか課されて社会的に殺されてしまったら…
JH「A、ヌグエギ〜?」
『は?何言ってんの?』
急に変なことを言い出すユンジョンハンに思いっきりタメ口をかましてしまった。
突然「お前は誰の赤ちゃん?」なんて聞かれても私は私の母親から生まれた身だし、今は別に赤ちゃんでもない。
DK「こんな時はとりあえずジョンハニオッパの!って言っとくんだよ」
『何でですか?』
DK「これヒョンの十八番って言うか…」
『なるほど。ここのルール的な感じなんですね』
JH「おい、義務みたいな感じで言うなよ〜」
私の頬肉を摘んで広げる目の前のこの人は天使か悪魔か悪魔か悪魔か。
タダでさえ顔が丸くて悩んでるのに、これ以上顔デカくされたら困る。でもその手を叩き落とそうにも、華奢な見た目とは裏腹に意外と力が強くて落とせない。
『はなひてふだはい』
JH「お前…何この頬っぺ…モチモチなんだけど…」
『はなへ』
JN「えー!僕も触りたーい!うわー!!スライム?」
JH「それだ、スライムだ」
人の頬肉をスライム呼ばわりするとはなんて奴らだ。
乙女心を軽々しく打ち砕く美形男達。美形で頬もシュッとしてるお前らには分かるまい、私のこの頬肉駆逐作戦の苦労が。
WZ「どんな感じ?」
JN「フカフカとモチモチの中間?こう…一生触れるって感じ?」
『はなへ』
JH「餅って言うか…餅…いや、わらび餅?冷たいわらび餅!」
『はなへ』
目をキラキラさせてひたすら頬肉を揉みしだくこの人達は、一体いつになったら私の顔を解放してくれるんだろうか。
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しらこ(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んでしまいました!パスワードを教えていただきたいです (5月5日 23時) (レス) @page50 id: 017d61e151 (このIDを非表示/違反報告)
濵田妃奈乃(プロフ) - 初めまして!パスワード教えていただきたいです (5月3日 23時) (レス) id: 7d3d26ccae (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 初めまして!パスワードを教えて頂きたいです。 (4月13日 9時) (レス) id: 19e2b404c4 (このIDを非表示/違反報告)
くく(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです! (4月13日 1時) (レス) id: 7ba68955da (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - パスワードぜひ教えてください🙇 (4月11日 19時) (レス) @page50 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2020年1月9日 1時