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これは私の中では”一気飲み兼早飲み”だ。
口をつけ、もはや逆さまのような角度に牛乳瓶を傾けて胃の中へ入れていく。
こう見えて小学校の時のあだ名は”牛乳飲みのAちゃん”ってなんとも嬉しくないあだ名だった程の実力者なんだから。
HS「スゲーー!!Aスゲーー!!」
ふっふっふ…
見たかユンジョンハン、私は一気飲みなんて余
『ブフォッ!!!』
爆速で私の喉に流れ込む牛乳は、勢いの余り暴れ狂って喉とは別の変なところに入って私はそのまま乙女とは思えない形相で牛乳を噴き出した。
DK「大丈夫!?」
WZ「おい、鼻から牛乳出てる」
『ぢょうじにのりばじだ』
私の前に居たせいで、ユンジョンハンは髪からポタポタと牛乳を垂らしている。
どうしよう、天下のアイドルに牛乳シャワーを掛けてしまった…こ、殺される…
JH「…」
めちゃくちゃ無言で下向いてるよ終わった。
切腹したら許してもらえるだろうか…いや、私が腹切った所でこの人に牛乳かけた事実はもう変えられない
『ごめんなさ…』
私が牛乳をかけてしまったから、頭のネジが外れちゃったりしたのだろうか。ユンジョンハンは急にゲラゲラと笑い出した。
『…大丈夫ですか?(頭)』
JH「…女に牛乳ぶっかけられたの初めてなんだけどっ…しかも口から…っ…」
やっぱり頭のネジが外れたらしい。
息ができないくらい笑ってるよこの人。
JS「大丈夫?」
JH「とりあえず風呂入ってくる。お前もおいで」
ユンジョンハンは立ち上がり、私の腕を掴んで連行しようとする。
嫌だ!なんかとてつもなく行っちゃダメな気がする!!
『嫌だ嫌だ嫌だ!!!ウジオッパ!!』
かろうじて自由な左手を伸ばし、ウジオッパの着ているパーカーのフードを掴む。
WZ「グエッ…」
JH「お前ウジを殺す気か」
そんな事言われたら離すしかないじゃないか!!パッと手を離すと同時に引っ張られる。
『いやぁぁぁああああ』
そのまま洗面所に連れて行かれた。
JH「そこのズボン取って」
『…』
無言でズボンを渡す。
JH「何で喋んねぇの?」
『とりあえず服着てくださいよ!!え、馬鹿なの!?』
そう、このユンジョンハンとかいう奴あろう事かただ今上裸なんです。
流石にアイドルの上裸直視はダメだろ。
『じゃ、私もう戻るんで』
ユンジョンハンが着ていたパーカーを洗ったし、私はもうここに用はない。
引き止められる前に退散だ。
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しらこ(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んでしまいました!パスワードを教えていただきたいです (5月5日 23時) (レス) @page50 id: 017d61e151 (このIDを非表示/違反報告)
濵田妃奈乃(プロフ) - 初めまして!パスワード教えていただきたいです (5月3日 23時) (レス) id: 7d3d26ccae (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 初めまして!パスワードを教えて頂きたいです。 (4月13日 9時) (レス) id: 19e2b404c4 (このIDを非表示/違反報告)
くく(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです! (4月13日 1時) (レス) id: 7ba68955da (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - パスワードぜひ教えてください🙇 (4月11日 19時) (レス) @page50 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2020年1月9日 1時