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『ゴメンなさい』

JS「謝らないでよ、虚しいじゃん?」

目の前でずっと笑っているジョシュアさん。
なんなんだ、この人は。

JS「Aはすごく面白いねぇ。ウジが気に入るのも分かるなぁ」

ウジオッパ?
何でウジオッパが出てくるの?
と考えていると、それを察した彼がまた口を開いた。

JS「ウジはね、ジアとさえも…他の家政婦にも全く関わろうとしなかったんだよ?今はまぁ、ちゃんと会話してるけどね?」

知らなかった。
すぐに話しかけてくれたイメージが強かったけど…

JS「ハニも君と仲良くなりたいとは思ってるんだけど、きっとまた裏切られるかも…って思ったら怖いんだろうね」

『裏切られる…?』

JS「他の家政婦さん達ね、ジアに嫉妬して皆ジアを虐めてたんだ。その度にハニと僕とクプスが止めてたんだけど…ジアはやっぱりキツかったらしくて、毎日毎日泣いてたんだ。ハニはそれで怒って家政婦達を辞めさせていったの」

…酷い話だ。
話の内容もだけど、こんなにも思ってくれている人達の気持ちを利用してるってことが。

『ジョシュアさん、あの…』

ジア「シュアオッパ〜??Aちゃんと何話してるの〜??」

胃までやられそうなくらい甘ったるい声が鼓膜を揺する。

JS「ん?ただの世間話だよ。で、何だっけ?」ニコッ

私の話に戻してくれるジョシュアさん。だが、ジアさんの前で言えるわけがない。

『…あれ、何話そうとしたか忘れました!』

無理矢理過ぎな誤魔化し方。
仕方ないじゃん、これしか方法が分からないんだ。

JS「どこまで面白いのー」

そう言って私の頭を撫でるジョシュアさん。

JS「じゃあまた、思い出したら言って?」

『はい』

ジョシュアさんは洗濯物を持って部屋に戻ってしまった。
最悪だ、ジアさんと二人きりになりたくなかったのに…

ジア「…さっき何言おうとしたの?」

『忘れたって言いましたよね?忘れました』

ジア「へぇ…」

ジアさんに思いっきり肩を押されて、その場に倒れるとお尻が悲鳴をあげた。

ジア「余計なこと言ったら殺すよ」

そのまま私の手の甲をかかとで強く押されて、あまりの痛さに思わず声が漏れる。

『いっ…』

ジア「…きも」

彼女は私の脇腹を蹴り上げてリビングを出て行った。

手の甲も脇腹も痛い。
痛いけど、他の家政婦さん達もきっと同じ痛みを受けてきたんだ。
私は最後まで耐えないと…たった2年間の我慢だ…

『…嫌だな』

こんな調子で2年間なんて耐えられるんだろうか。

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しらこ(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んでしまいました!パスワードを教えていただきたいです (5月5日 23時) (レス) @page50 id: 017d61e151 (このIDを非表示/違反報告)
濵田妃奈乃(プロフ) - 初めまして!パスワード教えていただきたいです (5月3日 23時) (レス) id: 7d3d26ccae (このIDを非表示/違反報告)
ichi(プロフ) - 初めまして!パスワードを教えて頂きたいです。 (4月13日 9時) (レス) id: 19e2b404c4 (このIDを非表示/違反報告)
くく(プロフ) - はじめまして!パスワード教えていただきたいです! (4月13日 1時) (レス) id: 7ba68955da (このIDを非表示/違反報告)
犬こそ正義(プロフ) - パスワードぜひ教えてください🙇 (4月11日 19時) (レス) @page50 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya  
作成日時:2020年1月9日 1時

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