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SG side
SG「ヒョン、今日の撮影って何時まで？」
休み明けの午前8時。
今日は1時間ほどダンス練習してから後はゴセの撮影のみ。比較的楽なスケジュール。
つまり、好都合な日。
JH「ん〜…18時とかじゃなかった？何、何か予定？」
SG「この前Aの好きな食べ物当てゲームしたでしょ？あれの答え合わせって事でご飯誘おうかな〜って！」
JH「絶対無理って言うよ」
SG「ヒョンだから断ったんでしょ。僕の方が仲良いから大丈夫！」
僕の煽りに、眉根を寄せたジョンハニヒョンは何かを企んだようにニヤッと笑った。
この顔は大抵よからぬ事を考えてる時の顔。終わったかもしれない、僕。
JH「じゃあAがOKしたらお前の勝ち、首振ったらお前の負けね。負けた方が今日の練習室の掃除」
SG「ちょっと待って！？今日の掃除係はヒョン達なのになんで！？」
JH「ん？だって自信あるんでしょ？ね、ジス」
JS「うん、良いと思うよ」
最悪だこのコンビ…
でも良いんだ。ここでAに何とかして首を縦に振らせれば僕の勝ち。
SG「絶対うんって言わせる…」
僕らのやり取りを聞いていたメンバーもケラケラと笑って明るい空気が舞う。
ジュニヒョンは何となく難しそうな顔してた気がするけど。
HS「じゃあスングァナ見守り隊結成して今日は焼肉食べに行こー！」
WZ「お前肉食いたいだけだろ」
汗だくだけど楽しい練習。
いつもより明るい練習室。
何だか妙な気がしてたんだ。いつにも増して体の調子も良いし、自販機のジュースは当たりが出るしで、なんだか異様に運が良かった。
だから練習が終わって駆け付けたスタジオで、1人佇むスアヌナを見て嫌な汗が伝った。
SC「ヌナどしたの？何かあった？」
スア「Aが…辞めたって」
JN「え…？」
ジュニヒョンの手から滑り落ちた荷物が床に落ちる音がした。
それ以降は誰も声を出せなくて、僕は心臓の音がバクバクと頭の中で響いていた。
MG「代表に確認したの？」
スア「さっきAが書いた辞表見せてもらった…ロッカーにもデスクにもAの私物が無くなってて…電話にも出なくて…」
MH「ヌナ、1回落ち着いて」
目が動揺してるヌナの背中を撫でながら話すヒョン達とは対照的に、自分は何も出来ない。
だって…辞めるなんて…そんなの一言も…
『スングァンさんが沢山話し掛けてくれて嬉しかったです』
違う、兆候はあった。
僕が見逃してただけだ。
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よん(プロフ) - 素敵な作品で一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！！ (4月2日 18時) (
レス) @page34 id: 17dcf2bc33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新楽しみにしてます！！ (12月2日 0時) (レス) @page34 id: 70f217a4be (このIDを非表示/違反報告)
犬飼いたい(プロフ) - 更新ぜひ..！！よろしくお願いします！！ (8月8日 0時) (レス) @page34 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続きが気になりすぎます！！更新楽しみにしてます (7月27日 21時) (レス) @page34 id: 697dde3f4a (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 一気見してもうハラハラして次が待てませんんんん！うそです、無理しないでゆっくりでいいので更新待ってます！ (7月2日 4時) (レス) @page34 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2022年9月24日 20時
