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JS side
僕に与えられた役は「ジェントルマン」
紳士的で優しくてギターも弾けて英語が話せる少年。
そのキャラクター像を求められてるから、応えなきゃいけない。
いつからかそれが少しずつプレッシャーに変わり、自分で自分に呪いをかけ続けていた。
自分が周りより秀でてる物が無いと思ってたから、せめて周りが望むようにジェントルマンで居続けようと思ってた。
そうじゃなきゃ、自分に価値は無いと己を洗脳して何とかして保ち続けてきたキャラクターをいつの日からか嫌いになりかけていた。
そんな日に届き始めた同じ人からのアンチの手紙に書いてある「お前はSEVENTEENに要らない」の文字。
無視していいのに、気に留めなくていいのに、心のどこかで自分もそう感じていたから酷く刺さった。
JS「最近寝不足とサセンに追われ続ける生活も相まって情緒不安定になっちゃって…さっき見たアンチからの手紙でなんか自分でも怖いくらい図星突かれてる気がして…」
『図星じゃないですよ。SEVENTEENのメンバーにとってもファンの人達にとってもスタッフさんにとってもジョシュアさんは必要です』
JS「うん…分かってたはずなんだけど…」
『帰ったらドギョムさんと皆さんに謝ってからマネージャーさんにサセンの相談しましょう。アンチの手紙も見せて対策してもらいましょう。』
JS「そうだね」
分かってはいたはずなのに自分で自分を追い込んだ。
周りにまで当たって自暴自棄になって…笑えないよ本当に。
『これからは周りにも頼っていけばいいんです。SEVENTEENの皆さんなら受け止めてくれますよ絶対。だからもう無理に笑わないで、自分に素直に生きて下さい』
不思議だ、この子の『大丈夫』は本当に大丈夫な気がしてしまうから。
僕は誰かに聞いて欲しかったのかもしれない。最後の砦なんてぶっ壊して欲しかっのかも。
それを叶えてくれたのは紛れもなく、苦手だったAちゃんなんだ。
ジェントルマンじゃない僕に手を伸ばしてくれたAちゃんだから。
JS「僕と一緒に皆に謝ったら共犯者になるけどいいの？」
『あの時払ってくれたカフェ代の御礼です。』
JS「え、別にアレくらいいいのに…」
『いえ、貸しとか作るの嫌いなんで私』
そう言ってコーヒーを飲み干すAちゃんはやっぱりかっこいい子だと思った。
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よん(プロフ) - 素敵な作品で一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！！ (4月2日 18時) (
レス) @page34 id: 17dcf2bc33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新楽しみにしてます！！ (12月2日 0時) (レス) @page34 id: 70f217a4be (このIDを非表示/違反報告)
犬飼いたい(プロフ) - 更新ぜひ..！！よろしくお願いします！！ (8月8日 0時) (レス) @page34 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続きが気になりすぎます！！更新楽しみにしてます (7月27日 21時) (レス) @page34 id: 697dde3f4a (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 一気見してもうハラハラして次が待てませんんんん！うそです、無理しないでゆっくりでいいので更新待ってます！ (7月2日 4時) (レス) @page34 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2022年9月24日 20時
