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JN side
「ジュンくん、水の中でのカット休憩終わりにもう1回撮りたいから準備してもらえる？メイクさんお願いしまーす」
JN「あ、はい！」
少し水を含んだ衣装は重たいけど、どうせまた水に入らなきゃだし我慢しよう。
適当にセットの段差の部分に腰を降ろして少し疲れたから目を閉じた瞬間、冷たい手が前髪に触れた気がして驚いて目を開けるとAちゃんが居た。
『あ、すみません起こしましたか？崩れも少しなので寝てて大丈夫ですよ』
JN「う、うん」
あれ、僕いつもAちゃんと何話してたんだっけ…？
いつも僕がくだらない話振って適当にあしらわれてたっけ？え、くだらない話って何？好きな食べ物とか？いやでもこんなの聞いたらご飯に誘う流れみたいじゃない？いやそりゃ一緒にご飯とか行ったら楽しそうだけどさ？行きたくないわけじゃないけど、僕もアイドルだし女性と2人きりでご飯とかあんま良くない……て言うか僕何の言い訳してるの？
『ジュンさん…ジュンさん』
JN「はいぃぃいい！！！」
『すみません、少し目開けて下さい』
JN「ふぁい！、」
ち、近い近い近い！近すぎるって！
こんなに顔近いのは無理だよ！無理だって！なんかいい匂いするもん心做しか！
『少し目を上に向け…いや白目にはしなくていいです』
JN「ご、ごめん！」
『……そんな綺麗に白目する人初めて見ました』
初めて見た、Aちゃんがちゃんと笑ってるところ。
Aちゃんって笑うとこんなに可愛らしい顔するんだ……
あれ、どうしよう
心臓が掴まれたみたいに痛い。泣きたくなってしまうくらい…体中に電気が走ったみたい。
JN「…っ」
『ジュンさん？』
綺麗な目してるなぁAちゃん。
やっぱりメイクさんなだけあって肌も綺麗だし、笑った顔も綺麗て言うか可愛い。
なんか……
すっごい可愛い
ん？
『大丈夫ですか？』
JN「……えぇぇぇええええ！？！？！？」
『……いやいや、こっちがえぇぇええ！？ですよ。どの次元で生きてるんですか』
恋は徐々に落ちるもの？突然落ちるもの？
そんなの分からない。
でも気づいた時にはきっと好きになってるものなのかな。
いつか僕も恋に落ちて…なんて考えてた。
たまに感じる心臓の痛みは気のせいかと思ってた。
『大丈夫ですか？』
JN「うん、大丈夫」
立場上、これにハッキリ名前を付ける訳にはいかない。
でも少しだけ。今は少しだけ楽しんでもバチは当たらない気がするんだ。
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よん(プロフ) - 素敵な作品で一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！！ (4月2日 18時) (
レス) @page34 id: 17dcf2bc33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新楽しみにしてます！！ (12月2日 0時) (レス) @page34 id: 70f217a4be (このIDを非表示/違反報告)
犬飼いたい(プロフ) - 更新ぜひ..！！よろしくお願いします！！ (8月8日 0時) (レス) @page34 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続きが気になりすぎます！！更新楽しみにしてます (7月27日 21時) (レス) @page34 id: 697dde3f4a (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 一気見してもうハラハラして次が待てませんんんん！うそです、無理しないでゆっくりでいいので更新待ってます！ (7月2日 4時) (レス) @page34 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2022年9月24日 20時
