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『タイプとか本当に分からないんです』
SG「じゃあさ、恋人に譲れない絶対条件とかは？」
譲れない絶対条件…
脳裏にチラつく嫌な記憶。これだから昔を思い出すのは嫌いなんだ。
『好きでいてくれる人』
ポロッと出た言葉は本音なのか勢いだったのか。
シーンとなる周りにしまったと思った瞬間、聞こえてきたのはスアオンニの声だった。
スア「…え、私と付き合う？」
『結構です』
HS「健気すぎて心臓がっ…」
DK「イケメンとか優しいとかじゃないんだね」
そんなのどうだっていい。
ただ私を心から好きでいてくれる人ならなんだっていいから。
気恥しい気持ちを隠すようにディエイトさんの唇に色を乗せる。後方から聞こえる「誰だよ絶対足が綺麗な子とか言った奴！」「お前だよ！」なんてくだらない言い争いがうるさくて眉間に皺を寄せると、鏡越しに目が合ったディエイトさんふわりと微笑んだ。
MH「Aはいい子だからAを好きな人もいっぱい居るよ」
『…ありがとうございます』
流石アイドル、お世辞をお世辞と感じさせない。
まるで本当にそう言ってくれてるようで気を抜けば照れてしまいそうだ。
SG「A知ってる？ジュニヒョンの好きなタイプ“自分より綺麗な人”なんだって！そもそもジュニヒョン、大陸の奇跡なんて異名着いてるくらい顔が恐ろしく整ってるのにそんなヒョンより綺麗な人なかなか居るわけないじゃんね〜！」
HS「そうそう、ジュンはもっと自分がカッコイイ事理解した方がいい」
JN「…え〜…」
丸椅子で遊んでいたジュンさんがピタリと動きを止める。
でも確かに初めてジュンさんにメイクをした時、これ以上無いくらい顔が整っていて怖かったな。
本当にこんなに綺麗な顔の人そうそう居ない。
『確かにジュンさんってすごく顔綺麗ですよね』
JN「ありがとう〜」
スア「ジュンより綺麗な人ってなると…あのドラマに出てた大女優とか？もしくは最近話題のあのアイドル？うーん…難しい」
皆がまたジュンさんより綺麗な顔の人を考えている中、ジュンさんは困ったように眉尻を下げて少し寂しそうに微笑んでいた。
なんだかその表情が寂しそうで、見てるこっちが苦しくなる。
DN「Aはジュニヒョンより綺麗な人って誰だと思う？」
『…それって文字通りの意味じゃなくて、それくらい夢中になれる人って比喩表現じゃないんですか？ほら、好きな人がこの世で1番綺麗に見えるってよく言うじゃないですか』
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よん(プロフ) - 素敵な作品で一気に読んでしまいました！更新楽しみにしています！！ (4月2日 18時) (
レス) @page34 id: 17dcf2bc33 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新楽しみにしてます！！ (12月2日 0時) (レス) @page34 id: 70f217a4be (このIDを非表示/違反報告)
犬飼いたい(プロフ) - 更新ぜひ..！！よろしくお願いします！！ (8月8日 0時) (レス) @page34 id: 3d5654d2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続きが気になりすぎます！！更新楽しみにしてます (7月27日 21時) (レス) @page34 id: 697dde3f4a (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 一気見してもうハラハラして次が待てませんんんん！うそです、無理しないでゆっくりでいいので更新待ってます！ (7月2日 4時) (レス) @page34 id: d5c63dc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2022年9月24日 20時
