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「あ、そうだ」
『？』
痛みが和らいだのか、カルマは目の前にいる男の子に話しかけた
「ぶつかったお詫びに、なんか奢るからさ。この町のこと、教えてくれない？」
「へあ？」
『ちょっとカルマ』
「あ、もちろん。お金は取らないから」
「えっ、でも…」
「気にしなくていいよ。奢ってくれるから、青子が」
『おい』
仕方なく、自販機で簡単なものを買うことに…
「俺、赤羽カルマ」
「あ、僕は緑谷出久です。えっと、赤羽くん」
「カルマでいいよ。赤羽くんって、呼ばれ慣れてないから」
「そうなんだ…。じゃあ、改めてカルマくん、よろしくね」
「うん、よろしくね緑谷くん」
あ、珍しい。くん付けだ
『カルマ、煮オレでいいよね？』
「サバ煮オレは？」
『レモン煮オレ』
「ならいいや。緑谷くんは何にする？」
「え、あ、いや、気にしないでよ」
「いーから。ホラ」
「ぁ…じゃあ、スポーツドリンクを…」
『ん』
「わっ！あ、ありがとう」
スポーツドリンクのボタンを押して、取り出し口から取って緑谷と名乗る少年に投げ渡す
「あれ？俺には？」
『自分のは自分で買うんでしょ？
私は彼にぶつかったお詫びに買ったの。あんたにはぶつかってない』
「え、転けないように支えた俺に謝礼は？」
『あんたがいなくても、こけなかった』
「青子の体幹はわかってたけども…!!」
断固としてカルマに奢らないのを貫いた私は、自分のドリンクに手をつけた
カルマは、仕方なく自分の財布から小銭を出してレモン煮オレを買った
「無駄な出費なんだけど」
『よかったね。ここに来なければ、往復のお金いらなかったのに』
「青子のそー言うとこ嫌い」
『私もあんたのこと嫌い』
「ああ言えばこう言う」
『うるさい』
面倒だ、こいつ
『自己紹介が遅れたね。私は夜神月青子、よろしくね』
「み、緑谷出久ですっ。えっと、夜神月さん」
『青子でいいよ。夜神月は長ったらしいし』
「あ、じゃあ青子さんで」
『うん』
女の子慣れしてない緑谷は、私たちと同じ年で今年から雄英に通うらしい
「青子さんの進学先は？」
『大したとこじゃないから教えない』
「は？俺より頭いいとこ行ったじゃん」
『黙って』
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夕憑紅(プロフ) - 良すぎです！！感動しました！！涙出ます。ドキドキします。うわーって思います。 (4月30日 9時) (
レス) @page24 id: c53479bd69 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - あかねさん» 本当です…！ご指摘ありがとうございます！誤字脱字が目立ちますが、よろしくお願いします…！本当にご指摘ありがとうございます！！！ (2020年3月10日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 三毛猫さん» おじさんです笑笑 これから絡んでいきますので、よろしくお願いします (2020年3月10日 11時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 44.45ページのところのセロ君の説明、膝じゃなくて肘からテープだと思いますよ (2020年3月10日 11時) (レス) id: 110b716f36 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - なんか、おじさん気になるwww(言い方)楽しみです (2020年3月6日 20時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年3月2日 20時
