ヒーロー科と結界師2 (ページ46)

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「円場!! ガード！」

「っしゃあ！」

ｶﾞﾝ

「てっ！」

「見えねー壁だ！ざまァみろ！」

「変人!!」

『結!!』

「!?」

『滅!!』

ﾎﾞｼｭｯ

ﾊﾞﾘｯ

「!?」

ベリっと奪ったのは爆豪くんだ

「飛ぶ時は言えってば!!」

「でもこれで通過は確実…」

「まだだ!!!」

「はあ!!?」

「完膚なきまでの1位なんだよ、取るのは!!
さっきの俺単騎じゃ踏ん張りが効かねェ、行け!!
俺らのポイントも取り返して、1000万へ行く!!」

『まぁ、思ってたけど』

空いている右手を構えた

「しょうゆ顔！テープ!!」

「瀬呂っとな!!」

「変人！進行方向塞いどけ!!」

『墨村だってば!!』

行手をふさぎ、上、横、後ろにしか行けないように結界を張った

『またガードだ…』

「壊せ!!」

『結、滅!!』

ﾎﾞｼｭｯ

BOM

《爆豪!! 容赦なしーーーー!!!》

「次!! デクと轟んとこだ!!」

円形に作られた氷の壁を結界で滅していく

爆豪くんは飛んでいき、どちらが1000万を持っているのか見た後

《TIME UP!!》

ｽﾞｺﾞｯ

結果は2位という形で、爆豪くんは叫んでいた

不憫だ

「守香ちゃん、予選通過したんやね!!」

『お茶子ちゃんたちこそ…』

出久くんたちが4位に出た時は驚いたけど

「お昼ご飯食べに行こう」

『うん』

「ごめんね、麗日さん」

「え？」

「守香は俺と飯なんだ」

『は？』

肩を組まれ、何をされたのかと見上げれば親父臭の

『兄貴!?』

「ホラ、父さんからの弁当持って来てるから」

『警備に行けぇ!!!』

「い、いってらっしゃい」

『お茶子ちゃーーーーーーーーん!!!』

ぬおおおおおおお、と叫びながらいると兄貴は「こっち」と言った

ブスくれていると、兄貴は「ホラあそこ」と指を指した

(轟くんと…出久くん？)

「彼の生い立ちを聞いてな…。轟焦凍、父がNo.2の息子だそうだ」