現海賊は現在ヒーロー科14 (ページ42)

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『なんで、あんたらがここにいるわけ…？』

「なぜ、と聞くか…。“海賊”を殺さずして、何を殺す？」

私の正体、知ってる…!!

「エレーラさんを返せ!!!」

「返せ？あの女は世界政府で処分する」

「処分!!?」

「殺すのか!!?」

「そうなるかもなァ」

「そんな…!!!」

みんなは警戒態勢に入る

「んなことで、簡単に命を奪うな!!!」

『切島くん!!!』

腕を硬化した彼が、男に向かっていく

「“指銃”」

ﾄﾞｷｭｩﾝ

「「!!!?」」

「切島!!!」

「ガハッ…!!」

肩の辺りを指で貫かれた彼

切島くんからゆっくりと指を抜く男

「無駄に労力を使わせるな…。
おれたちは人界を超える技を体得してる
長い訓練を重ね、人体を武器に匹敵させる武術、“六式”
これを極めた1人の強度は百人力に値する」

「切島!!!」

『あんた…っ!!!』

「あの女が言っていた。「もう二度と会うことはない」と」

「“六式”とは、なんなんだ!!!」

肩を押さえている切島くんを支えている障子くんが言った

「我々「CP9」は、物心ついた頃より政府のために命を使う覚悟と、“人体の限界”を超えるための訓練を受けてきた
そして、得た力が６つの超人的体技「六式」
よく身に染みたはずだ。世界政府の重要任務を任される我々4人と…たかだか億越えの海賊のお前との桁違いの戦闘力の差が…!!!」

『……………!!!』

「この一件は世界的機密事項、お前がごときが手を触れて良いヤマではない!!」

『それが…………。なんだァ～～～～!!!』

飛び上がり、武装色で硬化した拳で殴るが蹴り飛ばされる

「無駄だ」

ﾄﾞｷｭｩﾝ!!!

「レンちゃん!!!」

「レン!!!!」

肩や足に指銃でやられ、血を吐いた

『てっ…めェ…』

「眠っていろ」

男は私に目もくれずに去っていった

爆豪side

「レン!!!」

変な奴にやられたレンは、肩、足、いろんな場所から血を流していた

抱き上げてみれば、恐ろしいほど血が流れている

「リカバリーババア連れてこい!!!」

「は、はい!!!」