11話 おれ達がいる ページ47
サボside
セレナを探しに出て約1時間くらい経った
どこを探してもセレナはいなかった
「あのバカッ、どこ行っちまったんだよ!!!」
「セレナ〜〜〜〜!!!」
「くそっ」
夜の森は危ないのはセレナでも知ってる
なのに飛び出した
(あのバカ…一体どこに)
プロミナル島のことを聞いて飛び出したってことは、そこがセレナとジュアの故郷
だとしたら、セレナやジュアが最初に血だらけだったのはあの島で何かがあって、2人はあの島を追われる事になったってこと
「早く見つけ出さねェと、やべェぞ!!!」
「ああ!!!」
いくらセレナが強くても、鉄パイプも何も持っていなければ裸も当然
危ねェに決まってる
「セレナ〜〜〜〜!!!いたら返事しろォ〜〜〜〜!!!」
「セレナ〜〜〜〜!!!」
「おーーーーい、セレナーーーー!!!」
『ひっぐ…うぅ…』
「！」
泣いてる声…
セレナ!!!
「!!?」
おいおい…木の上に逃げるなんてずりィだろ
「よっと」
『！』
シュタッとセレナの近くの木の枝に飛び乗れば、セレナは驚いた顔になって、枝から飛び降りようとする
「ああ、待った待った!!!」
セレナの腕をガシッと掴み、グイッと引っ張る
『わっ！』
「えっ、やべっ!!!」
ズルリとセレナが足を滑らせ、慌てて手近にあった木の枝を掴み体を支えた
「わ、悪ィ」
『だ、大丈夫』
涙が残る瞳で、フワリと微笑むセレナ
ーーーーー
ーーー
ー
セレナと並んで座って早五分が経つ
「セレナ」
『！』
「セレナが言いたくないこととか、無理には聞かねェ」
『……』
「けど、重いもんがあるなら、吐き出してくれよ
おれ達、友達だろ？」
『……うん』
セレナはまた涙を流す
ゆっくりと話してくれた
自分の故郷で起きたこと
そこでたくさんの大切な人たちを亡くしたこと
セレナの1番幸せな日が、1番起きて欲しくない日になったこと
幸せから地獄へと変わったこと
全てを話し終えたセレナは、涙は止まっていた
『私ね、お母さんとお父さんが死んだのも、フィニが死んじゃったのも、全部全部受け入れることができたかった
いつも隣にいて笑ってくれてて、毎日がとっても幸せで楽しくて、辛いなんて言葉知らなかった
でも、みんなが死んでから…私は辛いという言葉に支配された』
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サッカーバカ(プロフ) - チョコ＆ピーナッツさん» ありがとうございます！！！！！セレナちゃんは私の中でおっとりと優しい子として書いていこうと思います。これからもよろしくお願いします！ (2019年5月20日 13時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - 新作おめでとうございます！！ワンピース…！！幼少時代大好きなので嬉しいです！セレナちゃん…！またまた可愛い名前の夢主ですね！素晴らしきネーミングセンスに乾杯！これからも頑張って下さい！！ (2019年5月19日 21時) (レス) id: 131b6cb561 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！！！！！！初ONE PIECEなので、口調が迷子だったりしますが、よろしくお願いします (2019年5月19日 19時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - この作品も凄く気に入りました!!続きが楽しみです!!今後も無理せず更新頑張って下さい。 (2019年5月17日 18時) (レス) id: 45b985bd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年5月16日 22時
