元殺し屋はヒーローになる28 (ページ26)

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238話 A組VS緑谷ページ26

「だから…心配しないで…離れて…」

「そいつぁよかった！さすがワン・フォー・オール継承者様だせ！
んで、てめェ〜は今、笑えてンの(・・・・・)かよ？」

かっちゃんのその問いかけに僕は答えなかった

「…笑うために、安心してもらうために…笑顔でいてほしいから…行かなきゃ…………だから…どいてよ、みんな…！」

「どかせてみろよ、オールマイト気取りが!!!」

「緑谷くん(キミ)が変わらない(・・・・・)のは、知ってる…やるぞ、諸君！」

「うん」

青子さんに連絡しなきゃ…みんなが来てること

デバイス…連絡を取るのは造作もないけど

(一度決めたら止まらない人たちだって、よく知ってるんだ)

「聞いたぜ！4・6代目も解禁したって！
すっかり画風が変わっちまった(・・・・・・・・・・)なぁ!? クソナード!!」

「………ありがとう…来てくれて…」

ボアッと思い切り煙幕(6th)を出して視界を遮った

「てめーら、絶対逃がすなよ!! 周りに気をつけろ!! 舐めプ女がいるかもしれねぇ!!」

「煙幕!!」

「は、“6代目”の!!」

BOOOOM

「！」

かっちゃんの爆風地雷のおかげで煙幕が一気に晴れていく
青子さんも来てないのに流石にやばいかもしれない

「話もしねーでトンズラか。なんでもかんでもやりゃできるよーになると、周りがモブに見えちまうなぁ!?」

その時、視界を遮るように鳩やカラスが目の前に現れた

「戻って来て大丈夫だって!! 緑谷くん」

(口田くん…)

「校長先生が戻っておいでって!! ね!? だから逃げないで!!」

「ごめん」

一旦、青子さんと合流しよう
それからここから距離を取ろう

後ろに黒鞭を伸ばしたら、グンッと体が揺れた
黒鞭にテープが巻かれてる…

「黒鞭(それ)垂らしっぱにしてんのコエーよ、警戒するわ！」

“そうそう。体の一部を伸ばすイメージ”

“すごい！確かに変わるね！”

瀬呂くん

黒鞭の使い方、相談に乗ってくれた

「心音壁(ハートビートウォール)!!」

耳郎さんの攻撃を一瞬で避けて場所を移動し離れた