名取先生の色々な日々

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名取side

これで、終わった……

水をかけられた俺は霞む目で先輩を見る

もう許してくれるよね？

今日はもう終わるよね？

医師「俺さ〜思ったんだけどお前が意地でも医者やめたくないって言うんだったら、二度とメス持てねえようにした方が早くね？笑」

名「は？なに言って、」

医師「だから〜お前のこの手、二度とメス持てねえように、いい事してやるよ」

先輩は俺の右手を掴みながら笑う

その笑い顔に背筋がゾッとする

俺の、右手何する気なの？

バンっと右手を床に叩きつけられる

名「いたっ、」

医師「この腕さえなければ……お前は医者を続けられない 楽しみだなぁ、絶望するお前の顔見るの」

先輩は俺の右手を足で踏んづけた

名「うぁぁっ、いた、いたいっ」

その言葉を聞き先輩は更に踏みつける力を強くした

もう右手の感覚なんてない

先輩が足をどけても、感覚が麻痺して動かなかった

医師「俺って優しいだろ？麻痺してるからこれやっても痛くないからな笑」

先輩はポケットからカッターを取り出し、シャキッと刃を出す

名「ぃやっ、まさか！」

医師「ほら、お前の最後の右手よ〜く見とけよ 切断されるかな〜笑」

名「いや！！嫌だ！」

そんな俺の言葉には耳も貸さずに先輩はカッターを持った手を大きく振り上げた

衝動的に俺は目を閉じる

もうダメだ！！！

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