名取先生の色々な日々

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名取side

？「すみませーん、名取先生いますか？」

突然誰かによって開けられた扉に俺の体は嫌でも反応する

聞いたことのある声

？「あ、なーんだ1人だけなんだ笑 おい、今すぐ付き合え、どーせ暇だろ」

室内に俺しかいないことを確認したそいつは、ドカドカと俺の机まで歩いてくる

名「すみません、今この書類に追われてて。今日中に終わらせないといけないんで……」

俺の視界の先にはいつも殴ってくる先輩医師

医師「あぁ？？お前、俺に向かってよくそんなこと言えるな！！いいから早く来い」

ぎゅっと掴まれた手首に痛みを覚える

無理やり立たされ、部屋を後にする

医師「うおっ！」

急に立ち止まった先輩

その先には怖い顔をした藍沢先生

名「っっ」

藍「おい、お前名取に何の用だ。違う科だろ」

医師「あ〜いやぁ、ちょっと用事があったんですよ。な？」

名「……」

医師「……ぎゅっ！！」

藍沢先生に見えない角度で掴まれた手首を強く握られる

名「いっ、……し、失礼します」

藍沢先生の横をすっと通り先輩と部屋を後にする

医師「ふ〜あっぶね笑笑 藍沢先生にこのこと知られると面倒だわ。お前も早く言えよ、使えねえな」

名「ごめんなさい……」

医師「ったく早く行くぞ」

再び歩き出した先輩医師にたどたどしくついて行く

連れてこられたのはいつもの部屋

はぁ……また殴られるのか

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