その�� ページ6
その時、
「だいちゃん、ここにいたのかよお」
ちょっと情けない声がして
薮くんが階段を上がってきた
思わず、後ずさったけど
俺の背中が開かない扉に
当たっただけだった。
「さっきのはさ、つまり、あれだよ、
光と裕翔、今日、初のお泊りなんだけどさ、
光はさ、俺しか知らないからさ、
なんか改まって嫁入りっていうのか…、
色々ナーバスになって…
光もああみえて、繊細ってか
、そういうの、ホラ、
マリッジブルーっていうんだよな」
あ？何？
さっきのそういうこと
…なあんだ…てか、
ちょっと、俺、聞いちゃってよかったの、
その話？
薮くんがずんずん俺に近づいてくる
俺は薮くんの胸に
手を突っ張って押し戻す
うつむいたまま顔があげられない
「だいちゃん、
昔、俺に告白してくれた事覚えてる？
飲めないクセに一生懸命酔っぱらってさ、
その時のだいちゃんさ、
捨てられた雑種の子犬みたいで・・・」
え、それ言う？今、言う？
だいたい、薮くん、さっきから、
雑種とか、なんとか
デレカシーがないっていうかさ、
失礼な発言多くない？
「つまり…
光と裕翔も幸せになったことだし
今度は俺が告白する番かなって
今日は、かなり良い店予約して
車も洗車に出したんだぜ 」
え・・・、
今、なんつったの？薮くん…
告白？告白っつった？
何の告白？
頭がもう真っ白になって
俺はぎゅっとつぶった目を開けた
そこに、どうしてだか、
薮くんのスニーカーが飛び込んできた
「だから！なに？この靴紐？
ねぇー蝶々結びがさぁ！
左に寄ってるじゃん！」
薮くん、なんでこうなるのよ！」
バカ、こんな時に何言ってんだ、俺…
‥‥
なにがなんだかわかんなくなって、
そのまま完全に固まっちゃった俺の頬を
薮くんが両手でそっと包み込んできて
俺を覗き込んだ
おそるおそる顔を上げたら、
そこに薮くんが、本当に優しい顔で
本当に愛しいんだって目をして
俺を見つめてたんだ
「だいき、
これからもさ、俺のことを、
ずっと、ダメな人だって叱ってよ」
そして、ゆっくりと、薮くんの唇が降りてきて
俺の唇と重なった
※Fin※
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Ｑ(プロフ) - 大ちゃん大好きさん» そうなんですね…、もし、ご面倒でなければ個人的にメッセージを頂いていいですか？ (2019年1月28日 20時) (
レス) id: ce22f02e95 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん大好き - お返事ありがとうございます。作者様の全作品表示にしても見つからなくてですね... (2019年1月28日 12時) (レス) id: 6e6ea2056b (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - こんにちは お読み頂きありがとうございます。別ページですが、まず、18歳以上の方のみ向けの設定にさせて頂いています。作者の全作品を表示して頂きましたら、同じタイトルで18歳以上表記のページがあります。よろしくお願い致します。 (2019年1月27日 19時) (レス) id: ce22f02e95 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん大好き - 別ページはどこにありますか？ (2019年1月27日 10時) (レス) id: 6e6ea2056b (このIDを非表示/違反報告)
Ｑ(プロフ) - まやさん» 感想ありがとうございます！2人が可愛く書けてるといいなと思っているのですごく嬉しいです。お話もいつも読ませて頂いてます~ ライブは今日参戦で、もう楽しみ過ぎて… 浮足どころか空まで飛んでいきそうです (2018年12月24日 6時) (レス) id: ce22f02e95 (このIDを非表示/違反報告)
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