ボール渡す人はじめてみました。【西田有志】

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「実は、俺らここ行きつけなんすよ。会場から近くて！｣






「あ、わ、…どうしよう…！！！｣





琉杏はもう心臓バクバクみたいでもう顔が林檎のように赤く染っていく。








「なんで、私たちってわかったんです？？｣



服装もメイクも違ったはず…






「声聞いた時、すごく好きな声だったんで覚えてたんですよ！｣





な、なんじゃそりゃ！






「あ…まじ、ですか、、、。｣






嬉しい




うれしいけども！！！！！！








いたい




周りの目が痛すぎる！！！





これ関わっちゃいかんやつ。







西田選手と石川選手、変装してるのにバレバレなんだもん。





「あの、嬉しいお言葉ありがとうございます。けど、私たちもう帰らないといけないんで…｣





「あの！石川選手、一緒に飲みませんか！？｣



あ、
やばい





琉杏よってること、忘れてた。






完全にありゃ目がハートだよ。

周り見えてないよ。









「…西田しだい、で。｣




「え！マジすか祐希さん！じゃあ、一緒に飲みましょうよ！明日俺ら試合オフなので！｣




なんでこうなるの！

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