イナイレでヤバイ奴 (ページ38)

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水神矢「灰崎！今日も来てくれたんだな！」

灰崎「あぁ。悪いな。昨日も来たのに。」

水神矢「いいんだよ。俺は来てくれた方が嬉しいんだ。」

水神矢は一星と違って本当に優しかった。辛いことが全て忘れられるような気がした。

水神矢「今日も夕御飯を食べていくといい。」

灰崎「おう。」

どうして水神矢はこんなに俺に優しいんだろうな。まともに話したこともなかったやつからこんな風にされるなんて何だか変な感じもするな。

水神矢「そう言えばもう少しで修学旅行だな。その時くらいは普通に過ごせるんじゃないか？」

灰崎「確かに･･･」

修学旅行の時はいつもと違って二人だけになるような部屋がない。つまり一星からは何もされないってことか。

もしかしたら修学旅行の時だけは一星をいじめずに済むのかも知れない。

水神矢「出来たぞ。今日も好きなだけ食べていってくれ。」

灰崎「ありがとな。」

俺は水神矢が作った夕飯を食べた後、家を出た。

灰崎「今日もありがとな。」

水神矢「あぁ。また来てくれよ。」

水神矢side

今日も灰崎は大変だったみたいだな。一星にあんなことされて可哀想に。

まぁ、でも本当は灰崎の持ってきた首輪は俺が盗んだんだけどな。