file.51 ページ19
｢あんたは、
皆の為の道具なの。分かる?｣
周りの人間から…
主に母親から、よく言われた。
受け入れてもらえるように、頑張ってるのに。
いつも空回りして、
皆より下の存在として扱われた。
俺は………僕、は……
僕は…………道具──────
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
─ガバッと起き上がる。
｢………ッ!?………あ…夢…｣
…夢も見るなんて、先生のあの言葉が、強烈に脳内に居座ってるらしい。
別に先生が悪いわけじゃない。
俺を思っての言葉。
俺が単に意識しすぎているだけ。
…全部、俺が悪い。
｢………やめよう、このこと考えるの。
…今はもう、違う｣
自分に言い聞かせるように、ポツリと呟いた。
先生はこのことを知っているが、
俺の本心を話したことは1度もない。
まさに…
…もしかすると、本当に知られたくないのは、
俺が黒ってことじゃなくて＿＿＿＿
………………………。
｢まぁ、いいや…取り敢えず、今は何時……?｣
ぐしゃっと髪を掻きながらベッドから立ち上がり、リビングにある時計を目指す。
カーテンの外がほんのり明るい気もする。
リビングの掛け時計を見る。
｢…5時……中途半端な時間だな…。
もういいや、起きよ｣
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
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美怜(プロフ) - 影からずっと最初の方から見てました！続編おめでとうございます！作者側として、とても嬉しいですよね！短編集の合作の事なのですが、良かったら参加させてもらえないでしょうか…？元々私も短編集的なのいいな〜と軽く考えていて…。どうでしょうか？(長文失礼します (2018年5月30日 19時) (
レス) id: a91e59d2ae (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - あみぃさん» ありがとうございます(T_T)励みになるコメント感謝です…！あ…1弾から！！本当にありがとうございます(´▽｀) (2018年5月30日 18時) (レス) id: 14946c236c (このIDを非表示/違反報告)
あみぃ(プロフ) - 続編おめでとうございます！(？)この作品を見つけてからずっと続きが気になって気になって仕方がないくらい私にとってどストライクなお話でした！これからも頑張ってください！！ (2018年5月30日 18時) (レス) id: 17101a95b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔月α x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/082301153/
作成日時：2018年5月30日 7時
