15.嫌悪の眼差し ページ15
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絶句。
｢なんで黙んねん、全部俺の
自信満々のドヤ顔で席に誘導するシャオロンさん
……申し訳ないが、お世辞でも食べたいとは言えない
｢…おかしいな。ニンゲンの好み教えてもらったんやけど…｣
想像と違う反応だったのか、彼は不思議そうに首を傾げた
……誰から聞いたのかは知らないが、料理に虫を使うのはどうかと思う
肉は確実に生焼けだし、添えられている草に至っては普通に有名な毒草
好き嫌い以前に、食べられないという根本的な段差で躓く
｢…おいシャオロン、もう懲りたやろ？｣
彼の作った料理と睨み合いをしていると、突然後ろから声が聞こえた
気になって振り向けば、ツンツンした金髪と縦縞模様の入ったシャツが特徴的な男が鋭い目付きでこちらを睨んでいた
｢なんやコネシマ…お前の情報全然役に立たへんやんけ｣
｢何言ってんねん、そこのニンゲンが
ニンゲン臭くて不快だ、と吐き捨てるコネシマと呼ばれた男
どうやらシャオロンさんに料理を教えたのは彼らしい
コネシマさんは鼻を抑えながら、露骨に私を煙たがった
…この世界に来て初めて、ニンゲンを拒絶する魔物に出会った気がする
｢…Aをどうするかは俺の勝手や、絶対に手出すなよ｣
｢お前さぁ…ここが誰の屋敷かわかっとんのか｣
私を自分のものだと主張し威嚇するシャオロンさん
それに対し、コネシマさんは呆れたような声を漏らす
ニンゲンを手放したくないシャオロンさんと、絶対に追い出したいコネシマさん
両者ともに一歩も譲らない、典型的な水掛け論が始まった
__
｢……わかった、ここに居るだけなら許可したる｣
数分ほど続いた地獄の口論の末、結局コネシマさんが折れた
折れた、といっても私の存在を認めてくれたわけではない
｢…何見とんねん｣
｢……｣
あくまで屋敷に立ち入ることを許可されただけで、彼から読み取れるのは明確な殺意
…ふとした時に殺されてしまわないか、不安しかない
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へる(プロフ) - るんぱっぱさん» コメントありがとうございます！不定期ですがこれからも応援よろしくお願いします！！ (2022年7月27日 20時) (
レス) id: 0fe9e0073c (このIDを非表示/違反報告)
るんぱっぱ - めちゃくちゃ好きです!!!更新待ってます!!! (2022年7月27日 18時) (レス) @page21 id: c984097aec (このIDを非表示/違反報告)
へる(プロフ) - きうさん» コメントありがとうございます！応援とても励みになります！！ (2022年6月29日 20時) (レス) @page11 id: 0fe9e0073c (このIDを非表示/違反報告)
きう - あ、すごい好きです、はいw めっちゃもう好きすぎて爆発しそううです（？） 更新頑張ってください！！！ めっちゃ応援してます！！！！ (2022年6月28日 0時) (レス) @page10 id: 9c9fedb973 (このIDを非表示/違反報告)
へる(プロフ) - 宮村さん» コメントありがとうございます！ストーリー気に入ってもらえてとても嬉しいです😊 (2022年6月25日 20時) (レス) id: 0fe9e0073c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へる | 作成日時：2022年6月24日 0時
