1.はじまり ページ1
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狩人の朝は早い
身支度を済ませて外に出ると、外はまだ暗かった
｢おはようAちゃん、相変わらず早起きやねぇ｣
｢…お早う御座います、村長｣
村を出ようとした時、村長に話しかけられた
心配性な彼女は、毎朝狩りに出る私を見送ってくれる
｢…毎回言ってるけど、無茶だけはあかんよ。近頃は他の村で人喰い狼に襲われる事件も増えてるから…｣
｢わかってますよ村長…行ってきます｣
長話を避けるため適当に流し、村長に別れを告げた
後ろから延々と聞こえてくる忠告を無視し、山に目線を向ける
夜明け、静かな村を背に私は狩場へと向かった
村の狩人は私一人
私の成果によって村の食事も左右する
村には私が必要、課せられた責任はかなり大きい
とても大変な仕事だが、私はこれを誇らしく思っていた
__
｢…よし｣
二時間ほどかけて、ようやく罠を仕掛け終える
少しでも多くの獲物を捕るために、たくさん罠が必要なのだ
ここからは大きな獲物を探すため、更に森の奥へ進んで行く
｢…ん？｣
細い山道を歩いて数分
先程から妙な違和感を感じる
いつも通りの道を通ってきたはずなのに、目の前に広がるのは見知らぬ森
動物の声がひとつもしない
どういうことか、風も吹いていない
異様な静けさに悪寒を感じ、来た道を引き返そうとする
｢…ぅあﾞ？！｣
刹那、とてつもない頭痛が襲い掛かってきた
目の前がグラグラと歪み、涙で視界もぼやけてくる
ちりん
意識を手放す直前、小さな鈴の音が聞こえたような気がした
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へる(プロフ) - るんぱっぱさん» コメントありがとうございます！不定期ですがこれからも応援よろしくお願いします！！ (2022年7月27日 20時) (
レス) id: 0fe9e0073c (このIDを非表示/違反報告)
るんぱっぱ - めちゃくちゃ好きです!!!更新待ってます!!! (2022年7月27日 18時) (レス) @page21 id: c984097aec (このIDを非表示/違反報告)
へる(プロフ) - きうさん» コメントありがとうございます！応援とても励みになります！！ (2022年6月29日 20時) (レス) @page11 id: 0fe9e0073c (このIDを非表示/違反報告)
きう - あ、すごい好きです、はいw めっちゃもう好きすぎて爆発しそううです（？） 更新頑張ってください！！！ めっちゃ応援してます！！！！ (2022年6月28日 0時) (レス) @page10 id: 9c9fedb973 (このIDを非表示/違反報告)
へる(プロフ) - 宮村さん» コメントありがとうございます！ストーリー気に入ってもらえてとても嬉しいです😊 (2022年6月25日 20時) (レス) id: 0fe9e0073c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：へる | 作成日時：2022年6月24日 0時
