51話 ページ2
あ「っ」
どんどん私に顔を近づけてくる及川さんのその顔を直視できず、箸でつまもうとしようとしている卵焼きをうまく取れない。だって、こんな事今までしたことないし、分かんないし、とても私は今混乱しております
花「A、それ貸して」
花菜が私が持っていた箸を奪い、及川さんの口に勢いよく卵焼きをぶち込んだから、及川さんがむせて咳き込んでいた。私は慌ててお茶を渡した
及「げほっ、げほっうえっ!…Aちゃん、ありがと生き返った。ちょっと!いきなり何すんのさ!危うく死ぬとこだったじゃん!」
花「そのまま死んでくれても良かったのに」
ちっ、と舌打ちをする花菜
及「もーやだ!俺この子嫌い!」
花「私も貴方みたいな人が先輩とか吐き気がするほど嫌いです」
及「ちょ、そこまで言う?!」
花「言わないと気が済まないと思って」
花菜がこういう性格なのは中学から全く変わらない。それは私に対してもだけど、こんな事は言わないけどちゃんと言ってくれるから素直に私も元気を貰えるって言うか一緒に居て飽きないしとても楽しい
中学の時、私の彼氏だった修斗をれいかちゃんに取られた時に、花菜が「ブスはてめーだろ、この最低横取りクズ女が」って言ってくれた時は何かの映画のワンシーンかと思った。喧嘩っ早い花菜で、口も少々悪くなるけど私の事を思って庇ってくれたことが本当に心強い大切な親友
それはこの先何があっても変わらないって信じ続けたい
及「げ、やばっ」
いきなり携帯を見てまたさっきみたいに顔を青ざめた及川さんに私は大丈夫ですか?と声を掛けた
及「ねぇAちゃん、俺このままだと岩ちゃんに殺されちゃう」
携帯を机に置いて伏せて顔を突っ伏した及川さん。さっきから通知音がたくさん鳴っていてメッセージも見えるようになっていた
その内容は…
"おいクソ川お前今日生きて帰れると思うなよ"
"見てんなら早く俺のところに来やがれ"
あとの内容は見なかったことにした
あ「えと、ここは素直に謝ったらどうでしょうか」
及「いや、むりむり!絶対無理!謝る前に俺お陀仏だよ!」
花「なら最初からしなければいい話じゃないですか」
あ「じゃあ私も一緒に行くので岩泉さんに謝りに行きましょ」
及「え、ほんと?いーの?来てくれるの?」
花「松川さん達に会っちゃってもいいならいんじゃないですか」
及「ぐぬっ」
何かと葛藤している及川さんと、面倒くさそうにしている花菜
どうすればいいのこれ
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もも(プロフ) - 琴音さん» わぁぁああ!とても嬉しいお言葉ありがとうございます🥹期待に応えられるよう頑張りますので今後もよろしくお願い致します!! (2022年10月30日 17時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - このお話大好きすぎて他の小説見ていても気付いたらこの小説になっているほど大好きな話です!6の更新応援してます‼️‼️お仕事頑張って下さい。息抜きも大切ですよ! (2022年10月30日 12時) (レス) id: 1c719ec638 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» そんなに見て頂いてるんですね!嬉しいです!土日に更新できるかと思いますので楽しみにしていてください! (2022年4月22日 8時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
ネイト(プロフ) - ももさん» もも様!こちらこそ返信頂いて嬉しいです!もう繰り返し3周くらい読んでいますが←、本当に面白いですね!忙しい中だとは思いますが続き待っていますね!😊 (2022年4月20日 22時) (レス) id: 35e0137ada (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ネイトさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!!!今後も頑張りますのでよろしくお願い致します! (2022年4月20日 13時) (レス) id: 929ea69494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もも | 作成日時:2022年3月6日 21時