彼が調子に乗り始めたので冷たくします【鬼滅の刃】

決意する私と優しい仲間 ページ23

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「はぁ…」






炭治郎「ごめん、紫鶴」







「ううん、こっちこそ変なことに無理やり
付き合わせちゃってごめんね」






折角の作戦をダメにしてしまったと落ち込む
炭治郎に首を横に振って笑う。






「上手く…いかないもんだね」







炭治郎「……紫鶴」








三色団子を1つ口の中に放り込むと炭治郎が
そわそわしながらこちらを見ていた。







「どうかした？」








炭治郎「言いたいことがあるんだ。
その…善逸のことで」







私に気を遣ってくれて今までその話題を
出さないでくれていたのだろうか…







(本当に炭治郎優しすぎるよ…)








「うん…」







炭治郎「この前紫鶴がお饅頭を届けに
来てくれたことがあっただろう？」






炭治郎や善逸が怪我で蝶屋敷で療養していた
時の話だというのはすぐに分かった。






炭治郎「あの時善逸の匂いを嗅いだんだ。
善逸は本当に紫鶴のことを大切に思ってる
そこは信じてあげてほしいんだ」







「……何となく表情で分かるよ。
でもどうしてあんなことをするの？」







炭治郎「それは…俺にも分からないけど
でも1度善逸と話してみてくれないか？」







「…今更話し合いで解決できるかな」









伊之助「逆になんで話し合わねぇんだよ」







今まで黙ってもくもく甘味を食べていた
伊之助がいつの間にかこちらを向いていた。








「え…」








伊之助「話さねぇと腹の中のことなんて
何も分かんねぇだろ」







確かに今まで勝手に話し合いなんて無駄だ
って勝手に決めつけて諦めていた。







(違う…本当は本音を聞いて傷付くのが
嫌だったの…別れを告げられるのが
怖かったんだ)







震える拳を握りしめる。
もし別れを告げられたら？
もしもう嫌いだなんて言われたら？








震える両手に2人の手が添えられる。







炭治郎「大丈夫だ、きっと上手くいくよ」







伊之助「安心しろ！振られたら俺様が
慰めてやるよ」








「ふふ…あはは…うん、そうだね。
1度善逸と話し合ってみるよ！」







そう言うと炭治郎達は嬉しそうに笑った。









〜おまけ〜




「というか伊之助どんだけ食べてんの？！」




いくつも山積みにされたお皿と会計の金額を
見てキレる紫鶴であった。



(久しぶりの投稿すみませぬ)

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