彼が調子に乗り始めたので冷たくします【鬼滅の刃】

距離が広がる私達 ページ20

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「…ｯ！！」ｶﾞｯ







善逸「ぎぃあぁぁぁあああ！！」←







「ちょっと横を掠っただけじゃない」







善逸はさっきから私が攻撃を仕掛ける
度に叫んでいた。







善逸の方は全く攻撃を仕掛けてこない。







「次は善逸から攻撃仕掛けてきてよ」







善逸「お、俺から？！無理無理無理！
絶対にないと思うけど紫鶴に怪我
させちゃったら大変だし！」







「…木刀だしちゃんと受け身
とるから大丈夫だよ。」







善逸「そ、それに紫鶴は ゛女の子 ゛
でしょ？」







木刀を持つ手を下げる。








女だからって馬鹿にしてるの？何なの…？








彼女扱いはしてくれないくせに
女の子扱いはするんだ…







「意味分かんない…」ﾎﾞｿｯ







こんな時ばかり女の子扱いなんて
都合良すぎじゃない？








「女だからって手を抜くんだ…
心配？そんなのいらない。自分が
やられる心配でもしてれば？」









善逸「え…あ…紫鶴？」








「なんなら真剣でやる？」








木刀を地面に捨てて真剣を
取りに行こうとする。







ｷﾞｭｯと後ろから師範に抱き締められる。







宇髄「おぉっと真剣を出す許可は
だしてないぞ」







「離れてくれません？今から善逸と
真剣勝負するんですから」







宇髄「お前怒りで趣旨変わってんぞ…
作戦思い出せ」








「…」








師範の言葉に渋々元の位置に戻る。








善逸「…紫鶴ごめん」







その謝罪には色々な想いが
込められている…そう感じた私は
善逸を試すように聞いた。







「……それは何に対しての謝罪？」







善逸「…えっと……」







善逸は私と目を合わせようとしない。







私に隠してることあるくせに…
まだ気付いてないとでも思ってるの？







本当に何がしたいの？もう分からないよ…

避ける私と動く師範→←馬鹿な私達

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