彼が調子に乗り始めたので冷たくします【鬼滅の刃】

かっこいい君 ページ14

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鬼は直ぐにボロボロと塵となって
消えていった。







刀の血を払って善逸の方を見る。







善逸「ひぃい！！顔怖い怖い！！
目玉きもすぎ！！」







鬼「ヴゥゥギギガァァァ！」








善逸「ぶっ…」







鬼が威嚇をすると善逸は泡をふいて
倒れてしまった。







「んな！！」







急いで善逸の元に駆け寄る。







(どんだけ貧弱なのよ！気絶とか
ありえない！いつもこうだったの？)






善逸を守りながら戦おうにも鬼との
間合いが近すぎて守りきれない。







かといって善逸を安全な場所へ
運ぼうにもその間に襲われたら
終わりだ。







(考えてても仕方ない…とりあえず
善逸を守る。それだけを考えなきゃ)






そう思って刀を構えようとした時
地面に違和感を感じた。







ｻﾞｸｯ






「いｯ！！」






地面から木の根のような鋭いものが
飛び出してきた。瞬時に避けて斬った
けど太腿を切られた。







(これって血鬼術？！あ、転ぶっ)







受け身をとろうとした時ぐいっと
腕を引っ張られた。







「…善、逸？」







善逸は私を後ろに隠すと構えた。







(目閉じてる…寝てるの？でも…
ど、どういうこと？)







こんな善逸を見るのは初めてで
困惑していた。







鬼は今度は善逸に向かって血鬼術を
放つ。その瞬間善逸は目で捉えられない
程の速さで鬼の元に移動し＿＿






雷の呼吸＿＿壱ノ型 霹靂一閃(へきれきいっせん)







鬼の頸を斬った。






「…凄い。」







目で捉えることが出来なかった…
雷のように速い…あれが雷の呼吸







(それに…何かいつにも増してかっこいい)







不覚にもいつもより凛々しい善逸に
ときめいてしまった。







「善逸…」

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