慧のために

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ありおか


映像の再生ボタンを押した








慧「なんでこんな所に猫ちゃんが捨てられてるんだろ…」


慧「早く飼い主が見つかるといいね」


猫を撫でて家に戻ろうと立ち上がった


すると4人の大人が道を塞いだ



高「こいつらって…」



涼「迎えに来たよ、子猫ちゃん」

慧「うわっ！んー、ん、」




4人の男は慧くんの口をハンカチで塞ぎ

黒い車の中に乗せてしまった


そして1人がこちらを向いた


有「え…？」


涼「こんにちは〜警察さん、」

知「ちょ、早く乗って」

涼「はいはーい」


車が行ってから映像を止めた



高「今のって…」

有「間違いない…7だ」


俺らがずっと追っていたやつら



山田涼介、知念侑李、中島裕翔、岡本圭人


俺たちはこの4人を



7(セブン)と呼んでいる



あ、そうだ



大「た、高木さ、慧くんの親のところ行かなくていいの？」

高「行くけど…有岡くんは？」

大「俺はちょっとやらなきゃいけない事があって…」

高「そっか」


慧くんの友達と約束したから



大「いたいた！こっちきて」


2人にさっきの映像を見せた

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