慧のために

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けい


俺実はバイトしてるんだよね


高「伊野尾くん今日もよろしくね」

慧「はい！」


俺の憧れの高木さん


圭「伊野尾先輩！こんにちは！」

慧「圭人やっほ〜」


可愛い可愛い俺の後輩


俺は高木さんがオーナーのカフェで働いてるんだ


慧「いらっしゃいませ、いつもありがとうございます」

客「慧くん今日も可愛いね、いつものお願いするよ」

慧「かしこまりました」


この常連さんは毎回来るたびに可愛いと言ってくる


どんなことを言われても冷静に笑顔で


慧「お待たせしました」

客「いつもありがとね」


圭「今日も伊野尾先輩人気ですね！」

慧「そんなことないよw」

高「2人とも今日はもう帰っていいよ」


俺と圭人は高木さんに言われた通り少し早めに帰ることにした


圭「伊野尾先輩って学校でモテたりしないんですか？」

慧「あんまりないかな、だって俺付き合ってるし」

圭「そうなんですか！絶対彼女さん可愛いですよね」

慧「…きもいって思うかもしれないけど男なんだよね、付き合ってるの」

圭「全然いいと思います、何回くらい付き合ってるんですか？」

慧「う〜ん、俺は覚えてないけど昔に山田涼介って人と付き合ってたんだって」

圭「…！？」


あれ？

圭人の知り合いなのかな？

山田涼介のこと知ってるの？


慧「知ってるの？」

圭「まぁ、昔家が隣だったので」


え！？

仲良かったの！？



慧「じゃあ山田涼介の家知ってるの…？」

圭「はい」



そうなんだ…

今度宏太にばれないように行ってみようかな


でもまた頭痛くなったらどうしよ…

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