殺戮の天使ちゃんと死の外科医 (ページ2)

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殺戮1 ページ2

チリン_________

チリン_________

チリン_________

チリン_________

青い月が光る部屋の中1人の少女が目を覚ます

『……？』

寝ていた椅子から立ち上がり周囲を見渡した

『……？』

窓を見続ける

『……青い、満月』

『……夜？』

『ここは……？』

『私は……たしか……病院に来ていて……』

『……そうだ、ここは診察室だったような……』

『…』

『……とにかく、早くお父さんとお母さんの所へ行こう……』

まずはポシェットの中のものを確認する

中には裁縫(さいほう)道具と、何かが包まったハンカチが入ってる

次は窓に近づき満月を見る

窓は不自然な青い月の光が差し込んでいた

『……青くてキレイな月。でも本物じゃないみたい……』

壁を見ると、天井には監視カメラのようなものが設置してある

とりあえず部屋を調べ終わったので外へ出る

『……？ここは私の知ってる病院じゃない』

私の知らないところを歩く

少し奥に行くと鉄の柵があり、そこにカードキーを差し込むみたいだ

鉄の柵は扉のようだが、閉じられている

少し奥に行くと扉があった

『……？壁に何か書いてある』

___｢君はいったい誰で、何者か」

___｢自身で確かめてみるべきである」

___｢本来の姿か、望む姿か」

___｢天使か、生贄か」

___｢己を知れば門は開かれる」

『……？』

よく分からないので隣の扉を開いて入る

その部屋は真ん中に電源のついていないパソコンが置いてある。

その隣にはカードの入った機械が置かれている

カードを取り出すことは出来なかった

奥に鏡が置いてあったからその鏡の前に行く

『……いつもの私』

その言葉を呟いた瞬間、どこかでカチッと何かがなった

その音が鳴ったところに行くとパソコンの電源が自動的について、プログラムのようなものが動き出していた

｢情報画面を開いています」

｢データ記入をします」

｢質問にお答えください」

｢あなたの名前は？」

『……A……､A…………ガードナー……』

｢年齢は？」

『……13』

｢なぜ、ここにいるのですか？」

『病院に来ていて……気がついたらここに……』

｢なぜ？」

『……？』

｢なぜ？」

『……』

｢なぜ？」

｢なぜ病院に？」

怖くなって、数は後ろに後ずさる

『……人が死ぬところ、_____殺されるところを見たから』

『……目の前で……だからカウンセリングに連れてこられた……』