【ut】浮気性の貴方２ (ページ40)

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#36 意外な一面？ページ40

You side

チャイムが鳴った。
私はかなり気持ち悪くて、鬱くんに出てもらうことにした。

「どちら様でしょう...か」

「え、なんで大先生おるんすか」
「なんでショッピくんおるんや」
『ふふw』

2人とも同じこと言っててつい笑ってしまう。

「というか先輩、体調の方は大丈夫すか」

『あ、うん、もう大丈夫だよ』

「よかったっす。全く、心配したんすよ」

心配してくれたんだ。
ショッピさんって普段人を煽ったりするけど、意外と心配性なんだな。
なんか新たな一面見つけられた感じだ。

『心配してくれたんだね。ありがとう』

「別に、心配したのは先輩がいないと仕事が回らないからで、先輩のことは大丈夫だって思ってたんで、勘違いしないでくださいね。」

ショッピさんって案外ツンデレなのかな。
あ、というか、玄関にずっといさせるのも悪いな。
せっかくお見舞いに来てくれたのに。

『あ、ショッピさん、ごめんなさい、せっかく来てくれたのに玄関にいさせてしまって....さ、上がってくださいな！』

「俺のことは気にしないでください。せっかく大先生といるんすから。そんな用がある訳ではないんで、俺は此処で失礼します。」

『あ、明日は行くからね！今日はごめんね！』

扉が閉まると同時に、消えていった。

『あ、そういえば、鬱....くん？』

「....」

どうしたんだろ。
さっきから黙ってるだけだ。

『鬱くん？』

急に鬱くんが抱き締めてきた。