【ut】浮気性の貴方２

#33 ほっとけない ページ37

syp side

別居の電話を貰った後日。


いつも通り会社に行って、仕事をする。
自分のデスクで仕事をしようとした時。

いつも遅い先輩が今日に限って早い。
こんなこともあるんだなと思いつつ、いつも通り先輩に話しかけようとした。


先輩は何故か震えており、また何かやらかしたのかと思ったが違った。


手に握られてるスマホを見ると大先生とのツーショットの写真が画面に映し出されていた。


そして、その画面にポツリ。
一つ涙が落ちた。

先輩....泣いてる。

別居をするのが相当ショックで悲しいのがこっちにまで伝わってくる。

「せんぱ....」

声をかけようとしたけど、何故かそれが出来なかった。


俺は泣いてる先輩の横でただただ見ることしかできない。
もっと先輩の役に立ちたい。


先輩、俺、やっぱりほっとけないっす。
大先生と離婚して、俺のところに....。

言いたいけど今は先輩を落ち着かせないと。

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