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#10 ページ10

Aside

ユウスケ「はい。さんきゅー。またよろしく。」

そう言われて何も言えずお金を渡すしかない自分に腹が立つ。
父は私を大事に育ててくれた。
そんな父を裏切るようなことをしてしまったことにも後悔している。
今更遅いけど。

ため息をついて歩き出せば、岡崎公園は広々としてていい気持ちだ。

そんな気分のまま車に乗り込み、銀行やらの用事を終わらせる。
腹ごしらえをしてからバーに行こう。
流石にお腹すいた〜。


**

『こんばんは。』

マスター「お。今日は早いねえ!」

バーにつけばいつものマスターの笑顔が出迎えてくれる。
そんな空間にホッとしている。

いつものようにジントニックを頼んで、一口飲む。
やっぱり今日も美味しいなあ〜。
しかし、今日の出来事を思い出してはあ…とひとつため息をつく。

マスター「なんかあったの?」

『マスター聞いてくれる?本当に最悪な元カレにお金をせびられてるの。もう断れない理由があるし私が悪いんだけどさ〜。』

なんて愚痴を話していれば、トレーダーをやってる仲間から連絡が来てすぐに買ったほうがいいものが出てきたらしい。

私は仕方なく急いでお会計をして、代行を呼んでかえった。

その後すぐに会いたかった人がバーに訪れたことも知らずに。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:おかゆ | 作成日時:2020年10月25日 21時

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