検索窓
今日:8 hit、昨日:6 hit、合計:101,597 hit

#9 ページ9

Aside

眩しい朝日で目が覚める。
ブラインドを閉じ忘れたんだ。

朝日にあたりながら昨日のことを思い出す。
夜景、綺麗だったな。
帰りはそのまま解散したけど、帰り際のりょうくんの一言。
「絶対またデート誘うから!」

その言葉にすこしワクワクしている私がいた。
昨日、とっても楽しかったなあ…

余韻に浸りながらも、今日も仕事をする。




**

あれから数週間。
りょうくんからの連絡もなく、バーに行っても会えない。
なんだかなあ…

そんなモヤモヤを後押しするように着信がなる。
電話に出てみると最悪の相手から。

「あーもしもし?俺だけど?」

『俺という知り合いはいないわ。』

「わかってんだろ。ユウスケだよ。」

『なんの用?』

ユウスケ「金貸してくんね?」

『嫌よ。』

ユウスケ「じゃあ、お前の親父さんに俺と付き合ってたの言うからな。」

『いくら?』

ユウスケ「とりあえず10万」

『わかった。渡しに行く。15時頃岡崎公園のあたりで待っていて。』

電話を切り、ひとつため息をつく。
私はなんであんなやつと付き合っていた時があるのかしら…
頭を抱える。

ユウスケは元カレで私の職業も知っている。
例のパチスロ男だ。
ユウスケは高校の時この辺じゃ有名なヤンキーで父から絶対関わるなと言われていたにもかかわらず、顔がいいばっかりに大学時代に1度、付き合ってしまった。
私の苦い思い出だった。

ユウスケとの約束の時間が迫れば、予定を終わらせてからそのままいつものバーに気分転換に行こう。そう予定を立てて準備をする。
帰りは代行に頼めばいいやなんて、車に乗り込みコンビニ寄ってお金を下ろす。

負の感情が付き纏う中車を走らせた。

#10→←#8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
212人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , りょう , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おかゆ | 作成日時:2020年10月25日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。