アメリカンブルー (ページ6)

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Aside

今日はりょうくんとデート。
いつものように朝からパソコンに張り付いていた。
あと少しで今月の目標額も達成できそうな雰囲気。
調子いいな～なんて背もたれにうなだれると、あたりの暗さに気がつく。

今何時！？！？なんて焦って時計を見れば17時を指している。

そろそろデートとやらの準備をしなければ。
と腰を上げる。

シャワーを浴びて、髪をセットして、メイクをする。
何を着ようか…
クローゼットを全開に開いて悩みに悩む。

今日は天気がいいし、きっと夜空も素敵なんだろうな。
そう考えながら手に取った服は、水色のロングスカート。これは裾から黒のレースがのぞいていてとってもかわいい。上は黒で袖がキャンディスリーブになっている。そこにグレーのロングカーディガンを羽織る。
黒に偏光ラメが散りばめられたパンプスを履けば、綺麗な夜空コーデの完成だ。

準備が完了した19時頃。
携帯がなる。

りょう迎えに行くよ。どこがいい?

りょうくんからのLINEに、住所を送る。
すぐに返信が来る。

りょうえ!俺んちから5分くらいで着いちゃうけど準備は大丈夫??

A準備は完璧に終わってるよ。

そう返信すれば、すぐに既読になる。
きっともう出たんだろうな。

ん…？
迎えに来てくれるってことはあのアストンマーティンに乗れるってこと？？
やったー！！！
あの車なら今日の服装との色合いもバッチリすぎる…
超たのしみ！！！

なんて1人で興奮していれば、りょうくんから「着いたよ」って連絡が来て急いで準備してマンションを降りる。