その後の話3 ページ36
Aside
朝目覚めると、昨日のことが嘘だったように1人ベッドの上。
しかし、ベット横のチェストを見れば昨日もらったバングル。
ベッドに座ってニコニコ眺めていると寝室のドアが開く。
り「おはよう。」
朝から眩しい笑顔のりょうくんが挨拶をしてくれる。
『おはよう。まだ居てくれたのね。』
忙しいりょうくんは家にもう帰っているのかと思っていた。
まだ家にいる彼に喜びを隠し得ない。
り「嬉しそうでよかった。…朝ご飯できてるよ。」
私の頭を撫でて、手を引いてリビングに連れて行ってくれる。
テーブルの上には冷蔵庫にあったであろう食材で作られたホカホカの朝ごはん。
それを向かい合って食べる。
こんなのは本当に久しぶり。
嬉しくてつい口角が上がってしまう。
『おいしい。忙しいのにごめんね。今日のご予定は?』
り「俺が好きでやってるからいいんだよ。今日が1日オフだからAのところきた。行きたいところある?」
一日中りょうくんと一緒に居られる!!
嬉しい嬉しい…。
『水族館に行きたいなあ…』
り「ご飯食べて準備していこっか。」
いつも穏やかで笑顔の彼。
一緒にいて落ち着くなあ。
ご飯も食べ終わり、準備を終えてりょうくんに声をかける。
り「今日の服、カジュアルで可愛い。」
確かに普段はワンピースやロングスカートばかり。
…でも最近、りょうくんの影響でデニムも履くようになった。
りょうくんはそれがちょっと嬉しいようだった。
今日はデニムのロングスカート。
いつもと同じようで生地が変わるだけでよっぽどカジュアルになる。
り「じゃあ、いこっか。」
そう言って2人でマンションを出て水族館に向かった。
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作者名:おかゆ | 作成日時:2020年10月25日 21時