コロシタ ページ14
「まぁそうだよねー。だって、」
「!言わないで。」
お願い。嫌。
つかさくんはニコッと笑って、苦しんでいる私を見て遊んでいる。
「________親友、コロシチャッタもんねー。」
「…ぅ、あっ。」
するとつかさくんは両手を私の首に持ってきてぎゅっと絞める。
死んでいるのに、苦しい。
「大丈夫。俺がいるから。あまねより俺を頼りなよ。」
「んっ…!?あっ…。」
そして互いの唇が触れる。乱暴に。無理矢理に。
抵抗しようにも両手を掴まれて、離れようにも離れない。更に馬乗りになっているから。
「A、大好きだよ。たとえ罪を犯してても。それでも、Aのゼーンブをアイしてるから。」
と、唇が離れてつかさくんはそう言った。
頭がぼーっとして、彼の顔が見れない。だけど幸せそうな、興奮しているかのようだった。
「じゃあまたねっ。A!」
「…っ。」
用を済ませ、そそくさとこの場を去って行った。
会いたくもなかった。つかさくんに。
私と彼は、性格も何もかも“合わない”。そして向こうのリズムに飲まれる。
今日みたいなことは起こしたくない。警戒しないと。
これからも何かと関わりがありそうだから。
*
一方その頃、花子は女子トイレの窓から綺麗な星空を見ていた。
「…星だ。綺麗。」
「キレイ。」
「アメやる。」
「いらない。」
勿怪達はアメを持って遊んでいる。
花子はこんな風になっても、星が見れることに複雑な感情を抱く。
「…はぁ……ってなんでこんなにアメあるの!?」
「いるか?」
「いらない!」
考えている間に勿怪達は女子トイレをアメで埋めていった。
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のんのん - おおお面白いです!いっぱい読みます! (2020年7月28日 16時) (レス) id: 7c57b8ea8a (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます! (2020年3月4日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 最高! (2020年3月3日 20時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - なおさん» ありがとうございます。 (2020年2月23日 16時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
なお - ノンさん» いえ笑更新楽しみにしてますね! (2020年2月22日 20時) (レス) id: 400d3f0549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ノン | 作成日時:2020年2月16日 12時