気をつけてね ページ3
トントンと別れたあと、Aは自分の荷物を片付けていた。本来、使用人の部屋は2人1部屋なのだが、1人だけ余るという事でAは1人部屋扱いななったのだった。
荷物を片付け終わった頃、メイド長のマリさんに呼び出され、5人は新人研修を行っていた。内容は一日でする仕事の事を説明されただけで、やり方などは元から知っているだろうと考えたのか説明されなかった。
マリ「では、Aさんは2階の廊下を掃除してきてもらえるかしら?」
『分かりました。』
マリ「気を付けてね」
『?はい』
マリの気を付けてという一言を疑問に思いながら掃除道具を持ってAは2階の廊下へ行った。
『はえ〜、広いんじゃ〜』
要塞の2階は客人が来た時の客室と応接室、会議室と幹部達の執務室とかなり大切なフロアのように思えた。
Aが廊下を掃除し始めて1時間した頃、執務室の一室から鬱先生とシャオロン、コネシマが出てきた。
Aはいち早くそのことに気づき、廊下の隅に避けていた。
ut「あっ!えーっと、Aちゃんやったっけ?」
sha「あっ!ホントじゃーん。」
Aに気付いた2人がAによっていく。
kn「お前ら今日の朝の話忘れたんか?」
ut「ほんなんちょっと話すだけやん。なぁ?君かわええな。今夜とかどう?」
sha「うっわ大先生きもー」
kn「どこがちょっとやねん!」
目の前で繰り広げられる会話にAは呆然としていた。
(これがマリさんが気をつけろって言った理由かな?でもここまでなら大丈夫だし…というか掃除したいんだけど…)
Aが考え事をしている間に何故かシャオロンとコネシマが喧嘩し始めていた。
『え!?なんで?コネシマ様、シャオロン様。落ち着いてください。』
ut「いいなぁ…あの二人が先に様付きで呼んでもらえるなんて…ぐすんっ」
『…鬱様も止めるの手伝ってくれませんか?』
ut「喜んで!」
その後鬱先生とAが2人で喧嘩を止めようとするが出来ず、結果内ゲバが始まってしまった。そして、蹴破られたであろうドアが鬱先生の方へ飛んでいく。しかし、鬱先生はそれに気づいていない。
『鬱様!しゃがんでください!』
ut「はっ、はいぃぃ!」
鬱先生がしゃがむと同時にAは先程まで鬱先生の頭があった所に蹴りを入れドアを粉々にした。
『大丈夫ですか?鬱様?』
ut「大丈夫ですぅぅぅ!怖かったよAちゃぁぁん!」
『えっ!ちょっ!抱きつくの辞めてもらってもいいですか?』
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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シー(プロフ) - まとまりさん» わざわざ調べてくださったんですねありがとうございます! (2020年4月21日 16時) (レス) id: 268aa0a0d3 (このIDを非表示/違反報告)
まとまり - 33ページのロシア語意味調べました。さてはシーさん神ですね? (2020年4月21日 16時) (レス) id: d455a140fe (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - 志麻センよりのcrewさん» ありがとうございます!もっとバンバン更新できるように精進してまいりますのですのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月3日 1時) (レス) id: a45ec2db1a (このIDを非表示/違反報告)
志麻センよりのcrew - とっても面白いです!頑張ってください!完結お待ちしています! (2019年6月10日 9時) (レス) id: 7d11b5b59f (このIDを非表示/違反報告)
ロシス - シーさん» そうなんですか!?なんか、とっても楽しみになってきました♪いつでも楽しみに待っておきます! (2019年5月6日 21時) (レス) id: 235877c413 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シー | 作者ホームページ:https://twitter.com/Sea_see_San?s=09
作成日時:2019年1月13日 11時